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反省。もっと早く知りたかった“しつけ”の脳科学

N O(脳)の歪みを改善して
心や身体の不調と向き合う整体師のヨシダです

「子育てに苦しむ母との心理臨床」大河原美似著

子育ては、蓋をしてきたトラウマに向き合わされることが多く、子育てに苦しむお母さんたちの様々なメンタル的なお悩みをカウンセリングで改善していった実例と解説をしてくれている本

今まで読んだ子育て本の中で一番しっくりきた本です
この本にもっと早く出会いたかった!

と思いつつも、9年前の当時は余裕もなく、
整体の勉強や仕事に明け暮れてました…

今思うと、仕事メインで家のことは「手伝い」程度しかできていなかったし、子育ての勉強はいつも奥さんが本や講習会などを見つけてきてくれて、講習会には参加してましたし、本も読んだりしていましたし、子供とも遊んでいましたし、「イクメン」みたいな気分でいましたが、本当に本当に恥ずかしい限りです

子育て本や講習会の内容も、なんとなく「自分の考えが否定されている」「理想論だ」みたいな考えになってしまって、抵抗がありました

産後クライシスになって、奥さんは怒ってばかり、こんなに色々やっているじゃないか〜
お金だって稼いでいるじゃないか〜って何度ケンカをしてきたことか…

ということで、あの時読んでも、ここまで理解できなかったかもしれません

子供に対しての“しつけ”の考えは、
自分の育ってきた環境を基本としてしまっていて

「待つ」「過程(プロセス)を褒める」「叱らない教育」「見守る」もいいとは思うけど、実践するのはあまりに難しく、結局、強く叱ってしまうことも多かったです。本当に反省してます

あれから、心身の理解を深めているうちに、整体院が心療内科化していき、クライアント様やその他大勢の方から色々な気づきや学びを頂きました。

奥さんがどうしてそこまで怒っているのか、やっとわかってきた気がします。奥さんについてのお話は別の機会に書かせて頂くとして…

子供の“しつけ”について、私がこの本から一番学ばせて頂いたこと
それは子供の脳の発育には段階があり、
その発育には「安心感」がなくてはならない
ということ

人間が「歩行」を獲得していく際、仰向けで泣いて横隔膜を鍛える、うつ伏せになって背筋を鍛える、四つ這いになって肩関節や、股関節を鍛えるなどを順番を経ていきます

子供の脳も身体同じで、子供が感情を放出する→お母さんがそれを「言語化」する→お母さんの笑顔や抱っこに「安心する」を繰り返していくことで脳みそは発育していく

幼少期、思春期なども、基本これの繰り返しで、そこに「ルール」が搭載されていくだけ

この3つの段階を繰り返し行うことで、脳は健全に発育していくとのことでした

発達や結果を焦らず、子供の感情をしっかり放出させて、「言語化してあげる」そこに安心感を添えてあげる。まさに「待つ」「過程(プロセス)を褒める」「叱らない教育」「見守る」だなと思います。

本当に感情のまま「叱る」って脳科学的に良くないことなんだなと思います

男性陣は脳科学がわかると、
この手の話が意外としっくりくる人も多いかもしれませんよ

とはいえ、お母さんの状況を考えると、必ずしも全部これをやってられるか〜ってなるのもわかります。体調面、環境面、経済面など余裕がないとなかなか毎度、実践することも難しいと思います。理解ある協力者が必要だと思います

今この瞬間も大変な思いを抱えながら、子育てしているご夫婦も多いかと思います何かの参考になればと願います

次回に続く

N O(脳)がわかると心と身体があなたに戻ります
笑顔が絶えない世界になりますように

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