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ゆっくり味わって食べるダイエット

これから年末年始にかけて、何かとご馳走を食べる機会が多いと思います。今年は、忘年会などは控える方も多いと思いますが、それでも他の月よりもカロリーUPは避けられないのでは?

ちょっと食べすぎて+飲みすぎて胃が疲れてたり、ご馳走とご馳走の間の日に試していただきたいのが、マインドフル・イーティング!マインドフルネスという言葉は聞いたことがある方も多いと思いますが、「マインドフルネス=意識を今、この瞬間に向けて、そのまま受け止める」の食べる版と考えていただければ良いと思います!

一言でいうと「ゆっくり、味わって食べる」ということです。味わうのも、味覚だけではなく、目で味わい、鼻で味わいます。まずは食べる物を観察する。色、形、食器を眺めるのもよいかもしれません。そして匂いを嗅いでみる。すごく香りのよい食べ物なら、この次点で、口の中は唾液が多くなっているかもしれません。あと「早く食べたい!」という気持ちにもなっているかもしれません。そんな体の信号もちょっと観察してみてください。そして、口の中に食べ物を入れて、食感、味、口の中に広がる香り、その食べ物すべてをゆっくり、ゆっくりと味わいながら食べます。これがマインドフル ・イーティングです。

なぜ、マインドフル ・イーティングをお勧めしているか!というと、2つ理由があります。

1つめは・・・何か食べている時、特に一人の時って「ながら」ご飯が多くないですか?テレビ見ながら、携帯見ながら・・・・など。この「ながら」って実は脳にとってはあまり良くないのです。脳は1度に1個の情報を処理するので、「ながら」の内容が多いほど、脳が処理しなくてはならない情報が多くなる。マインドフル ・イーティングの場合は、ゆっくりとその1つのことに集中をしているので、脳にとってもゆっくりとした癒しの時間になります。

2つめは・・・上に書いたように、マインドフル・イーティングは実はダイエットにも良いと言われています。お腹いっぱいになると、お腹は脳に信号を送りますが、この信号を送るのに食べ始めてから20分以上かかるそうです。マインドフル・ イーティングをして、ゆっくりと味わって食べていれば、きちんとこの信号をキャッチできます。でも、急いで食べていたりすると、気付いたら食べすぎていた(お腹の信号をキャッチする前に食べすぎてしまっていた)ということになりかねません。

HARAVARD MEDICAL SCHOOLの調査によると、肥満の人がこのマインドフル ・イーティングを3ヶ月実施したところ、平均で4キロ減量したようです。そのほか空腹感に加えて、食べ物への欲求、ストレスや不安が減少したといわれています。

マインドフル ・イーティングのコツは・・・

20分以上かけてご飯を食べる、30回以上噛む(目安)、一口の間にお箸やカトラリーを置く、テレビはOFF、携帯は見ない、です。そしてゆっくり、味わって食べてください。

実は和食やお寿司って、マインドフル ・イーティングなのではないかな?と思います。一皿一皿出てきて、味覚だけではなく、視覚でも楽しめる。一つ、一つ出てくるお寿司やさんも、和食やさんも頻繁には行けませんが、行った時こそぜひ、マインドフル ・イーティングを試してみてください。

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