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成長の鍵は「居心地の悪い心地良さ」

何か特別なスキルを持ってるわけじゃない僕からすると、僕みたいな凡人フリーランスにとって「生き抜く」というのは実は簡単じゃない。

とはいえフリーランス歴でいうと11年目。
凡人ではあるけど弱小ではないという自負もある。

僕は動画を扱う業種でフリーランスとして生きているけど、めちゃくちゃかっこいいPVは作れないし、くそイケてるMVも作れない。
センスに溢れたファッショナブルな映像も作れない。
エモさ全開のVLOGも作れない。
なんだかできないことがあまりにも多すぎる。

作れないという価値観がもしかしたら他者とは合わないかもしれないというのも理解してる。
僕のレベルやスキルで十分通用する世界もあるから僕は仕事ができているわけで。
そこに関しては持ってる力をありったけ活かし、最高のパフォーマンスで仕事に取り組んでるという自信はある。

でも僕は凡人である。





このスタンスでいることが常に自分を成長させてくれる。





なんかよそよそしい書き方をしちゃったんだけど、久々にnoteを更新しようとしてるんだから、前までどんなスタンスだったか忘れるのもしょうがないよね。

きっと僕はここ数ヶ月ですごい成長をしていると思う。

それを感じてる今、リアルな感情を文字にして残しておきたいと思ったから執筆しています。


成長のきっかけは約1年前から新しく取引をしている企業のせいだ。

1年前くらいの僕は、簡単に言えば自分の持ってるスキルや経験値に満足していた。
それを武器にフリーランスとしてこれからも生きていけるんじゃないかと天狗になってたような気がする。
そしてそれに気づいた瞬間、そんな自分が嫌いになりそうだった。

そこで僕がとったアクションが、ある企業との業務委託。

そこには僕に刺激を与えてくれるような人がいるんじゃないかという期待を持って応募した。

なんやかんやでその企業との業務委託契約が1年近く経ち、どうなっているかというと、、、





めちゃくちゃ居心地が悪い。



自分が最強だと勘違いしてしまうようなぬるい環境にいた僕からすると、毎日のように刺激を与えてくるやつがいて居心地が悪い。悪すぎる。

まさに1年前の自分は、これを望んでた。

  • 日々のタスクを終えて、そこから毎日のように自分の会社のビジョンや次の施策、顧客への満足度について語り合う経営者

  • 3人のお子さんがいる主婦なのにゴリゴリに仕事をこなすイケてるディレクター

  • 毎日自分の世界に潜り込んで、凡人には理解できない切り口のアイディアが生まれてくる企画屋

  • 自分自身の世界観を一切曲げず、協調してんだかできてないんだかわからないアーティスト気質のクリエイター

  • 何十人という組織を持ちながらある会社のクリエイティブの責任者もやってるくせに一生学ぶ姿勢を崩さないPM

こんな人たちに囲まれてする仕事ってどうなんだろうか。
居心地が悪いに決まってる。

そしてこの環境こそが自分を成長させてくれている。


自分が圧倒的に成長し、一気にステージを上げる方法があるとすれば、答えの一つは「居心地の悪い環境で結果を出し続けること」だと思う。

なぜ居心地が悪いのか。

それはその人が自分より優れてるポイントを持ってるからだと思う。

自分の仕事に対する向き合い方であったり、シンプルなクリエイティブの完成度、組織を回す管理者としての能力や、圧倒的な行動力、そしてアイディアの引き出しの多さ。

自分より優れてるなと思うポイントを持ってる人が多ければ多いほど、その環境で自分が何を提供できるのかを考えなくてはいけない。

僕は本当はこんな思いをしたくない。
だって楽したいし、自分が主役になりたいし、スーパースターになりたいじゃん。

簡単にはいかない環境が嫌いだからこそ飛び込んだ。


そして、


確実に自分は成長していると実感している。


お金以上のリターンを受け取れる環境だからこそ、自分も本気にならないといけない。

中途半端な気持ちやテンションで仕事したらあっという間に置いてかれるし、たぶん必要とされなくなる。

これを読んでる人の中に、どれだけそんな環境に飛び込んでみる勇気を持ってる人がいるんだろう。

あえて勇気という単語を選んだけど、今もがいている人、結果が出ない人、自分自身に満足してる人は、勇気を持って居心地の悪い環境に飛び込んで欲しい。


僕のチームで、最近新しいカメラマンを面倒見ることになった。
これは偉そうな言い方ではなく、文字通り面倒を見ることになったんだからしょうがない。

彼は気合いは入ってるし行動力もある。
でもなんか中身がないというか、人間としてイマイチ厚みがないというか。

そんな彼は今僕のチームで現場に同行したり、慣れない編集作業に追われたり、時には自問自答をして頭を抱えるような宿題を出されたりもしてる。

見るからに居心地が悪そう。

そして明らかに成長してる。




この居心地の悪さこそ、心地良い。



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