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私(親)のインナーチャイルドが癒されたら、我が子が・・・!?

こんにちは^^

今回もアロマインナーチャイルドワークモニターセッションのご感想と共に、そのプロセスを解説させていただきます。
(こちらに掲載させていただくセッションの内容は、全てご本人の了承をいただいています。)

本日は小学生のお子様がいらっしゃるM様。
使用される香りに、フレッシュな生のオレンジの切ったものをご用意されました。

アロマインナーチャイルドワークに入る前のウォーミングアップとして、ご自身の感覚を開いて、フェルトセンスをキャッチし、チャイルドをクリアに捉えるエクササイズとして、香りを身体に取り入れながら、
フェルトセンス瞑想をご一緒に行いました。

さて、オレンジの香りを通して、どんなチャイルドと出会われプロセスされていくのでしょうか!?

セッション本当にありがとうございました。
香からの繋がりとても不思議な感じでしたが、糸が見える感覚で、その後もその子!に会いに行きやすかったです。
何日か続けて会いにいくうちに、楕円形の硬かったものが柔らかくなり、おくるみに変わっていきました。
変わっていくと、抱っこもしやすくなり、表情も出てきた感覚で、下っ腹の重いものも消えていきました。
娘の泣き方も変わり、イラッとしても大泣きにならなくなったり、変化がありました。
あとは私自身が、まだまだ感情の出した方や感じ方がとても鈍いと感じる場面があり、
そこが課題なのかな、とより明確になりました!
ありがとうございました。

M様からのご感想

「石」からの変化


M様とのモニターセッション。
最初に出会ったチャイルドの姿は、「固い岩のような石」でした。
どんな言葉掛けをしても反応しません。

しばらく沈黙の時間が経過し、M様がおっしゃいました。

「この石が何なのかわかりました。
この石は、赤ちゃんの頃の私です。」

私はその時、驚きました。
と同時にM様がこのチャイルドの「核」を捉えられたられたのだな、と。
というのも、M様の確信に満ちた言葉とお姿が、そのことを物語っていたからでした。

そこから、事が展開し始めます。
石だったチャイルドは赤ちゃんへと変化していきます。

しかし、赤ちゃんの反応があまりありません。

そこで、M様がご自身の幼少期のことをお話しくださいました。

子どもが「愛」を獲得する術

M様は赤ちゃんの頃から長時間よく眠る子で、ぐずることもほとんどない、
手がかからない子だ。と、両親から認識されていたこと。
そのため、赤ちゃんがしてもらうようなぐずって抱っこしてあやしてもらう。
等の両親とのコミュニケーションが乳児期から少なく、
あまり手をかけらずに育ってきたこと。
そしてM様自身、自分の感情が以前から感じにくいことを自覚されていること。

乳児期に「手のかからない子」とご両親から認識されていたことは、
子どもの側からすると、「親の手をかけさせる子は悪い子」
という認識が生まれていたのかもしれません。
子どもたちは、幼い赤ちゃんの段階から、
そういった親の無意識の想いを感じ取っているといわれています。

だとしたら、どうすればご両親から目を向けてもらえるのでしょうか。

その反対の「親に手をかけさない良い子」になることなのですね。

では、「親に手をかけさせない良い子」とは、
どういうことなのでしょうか。

今回のM様の場合で考えると、
自分自身の感情を表現せず、抑圧させながら静かに生きることが、
親から「良い子だね。」と認めてもらえる唯一の方法だったのでしょう。
親にとっての良い子をしていれば、親はご機嫌でいてくれて、
優しくしてくれる。
親のご機嫌を取る、「世話する子」になることによって、
なんとか「愛」をもらおうと無意識で一生懸命にがんばるのですね。
自己犠牲の原型でもありますね。

愛を獲得する方法

それは、本来の子どもらしい姿からは実はとてもかけ離れた、
痛々しい子どもの姿でもあります。

やがてここで獲得した方法が、自分自身が愛を受け取る術となり、
このやり方こそが、愛だ。(愛する人と繋がる方法だ)
という、生きていくための信念となり、
いつからか、人生の色々な関係性の中で使われていきます。

生きていくための信念

しかしこれらは全て目には見えない無意識の中で行われていることなので、
このようなことが内面で起こっていることに、
親も子どもも気づいていません。
しかし、目に見える外側では困っていることが起きているので、
そのことに頭を抱えているのですね。

そんな時にこそ、アロマインナーチャイルドワークのようなトラウマ療法の側面を持ったセラピーはとても有効です。

何が私の中の生きる術(核・信念)となり、
困りごとや生き辛さを引き起こしてきたのか。
この無意識にあるものを、
少しずつ私たちが認識できる顕在意識に上げていき、
その信念を訂正していく作業でもあるのですね。

アロマインナーチャイルドワーク

愛の勘違い・信念を解く


M様にもこれらを踏まえ、チャイルドの様子を感じながら言葉をかけていただきました。

まずは石から変化した赤ちゃんをイメージの中で抱っこしてもらいました。
あなたが赤ちゃんの頃から、大変な状況にいたこと、
あなたに起きていたことを、今、しっかりと理解したこと。
あなたは大事に守られていて、その保護の中であなたの要求は、
大人である私(M様)によって安全に受け止められること。
あなたは安心して、自分の要求・感情を出しても良いこと。
今は、誰もそのことについてあなたを否定したり、無視したりしないこと。
自分の両親は当時、残念ながらそのような対応はできなかったけれど、
両親に代わりに、これからは大人になった私(M様)が、あなた(幼い子頃の私の傷)のケアをしていくこと。
だからこれまでのやり方で親を助けなくても良いこと。
そのやり方は、愛ではないこと。
オレンジの香りを通して、私を呼んでくれてありがとう。
やっとあなたに会えることができて嬉しいよ。

これらを伝えながら、イメージのなかで赤ちゃんのチャイルドをゆらゆらしたり、トントンしたりしながら抱っこしていただきました。

赤ちゃんは次第に笑顔になり、そのまますやすやと眠ってしまいました。
その赤ちゃんをご自身の体の一部に所属させて、
いつでもママとこの場所でいっしょにいて、つながっているからね。
と声掛けしてもらい、ワークを終了しました。

インナーチャイルド(私の内なる子)とリアルチャイルド(我が子)の繋がり

ワーク中、チャイルドがご自身の娘さんと重なるという言葉を何度かお聞きしました。
そしてワーク後のご感想の中で、
娘さんの泣き方が変化した。という内容がありました。

自分の感情が感じにくいと感じていたM様の想いを、
娘さんが無意識に受け取って、M様に代わって泣いて感情を表現されていたのかもしれないですね。
娘さんは自分自身を使って、かつてのM様がそうされていたように、
親を助けていたのかもしれません。

世代間連鎖

そんなやり方で親を助けなくていい。
そんなやり方で愛をもらおうをしなくて良い。私がここにいるよ。
と、M様ご自身が理解して、その理解をチャイルドに伝えることにより、
無意識に止まらなかった親のご機嫌取りに、ストップがかかったのかもしれませんね。

そしてもう一つ興味深いことが。
今回M様が用意されたオレンジ。
M様の娘さんが好きな果物であることも教えていただきました。

「インナーチャイルド(私の内なる子)はリアルチャイルド(我が子)」
と言われるのですが、とてもとても納得でした。

そしてオレンジが持っている質として、温かい太陽のような質が挙げられます。これはどういうことかというと、柑橘系のフレッシュな甘い香りには、喜びと肯定感を呼び起こす力があるとも言われています。
その力によって、気滞による緊張や不機嫌さが一掃されるのですね。

この香りを通して出会った今回のM様のチャイルドも娘さんも、
このオレンジの太陽のような質を持った子なのかもしれませんね^^

M様のモニターセッションを通して、親子の愛の法則を学ばせていただきました。
M様貴重なお時間を共有させていただき、ありがとうございました。

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