映画館の思い出を呼び起こす、話。
皆さんには印象的な映画館での思い出ってありますか。
学生時代、制服を身に纏って部活帰りに見に行った青春恋愛映画。
退屈せずに一緒に見てくれるかな?と
ドキドキしながら気になるあの子を誘ったアクション映画。
今日は私の少し変わった映画館の思い出を紹介します。
2年前の夏、私はカナダのバンクーバーに留学中でした。
当時まだ18歳。
バンクーバーが位置するブリティッシュコロンビア州では、
19歳から飲酒が認められています。
映画館でもお酒を飲みながら楽しむことができ、現地でも人気です。
その日私は仲の良い先輩二人とライオンキングを見に行く約束をし、
年齢制限のある映画館に行くことにしました。
19歳以上限定の。
前述の通り私はまだ18歳で入れないわけですよね
ホストファミリーは「行けるっしょ!」くらいのノリだったのですが、
日本人で若く見えることから当然年齢確認されてアウトでした。
悔しい!いや、当たり前なんですが。
慣れない外国の土地で、それでも映画は見たい。
どうしようかと迷っていたのですが
なんとその映画館のセキュリティーのお兄さんが
「ここの映画館なら行けるはずだよ!」と教えてくれたのです。
お兄さんグッジョブ!ありがとう!と思いながら
紹介してもらった映画館の上映スケジュールを見ると、開演まで残り30分。
そこからタイムアタックが始まりました。
ちょうど通りかかったバスに乗り込み揺られること数分。
「あった〜!」映画館の近くでバスを降り、ダッシュで向かいました。
ポップコーンを買う時間は無かったけど、ギリギリ間に合いました。
「外国で字幕なしで映画を見る。」
外国語学習者なら、海外旅行で挑戦したいことではないのでしょうか。
ディズニー映画ということもあり、
現地の方と同じタイミングでリアクション出来たのが嬉しかったです。
そして終わった後の退席が本当に早い!
スタッフクレジットを見るのが好きな私は本当にビックリ!
郷に入っては郷に従え!ということで早々に出てきましたが。
その後目の前のスーパーのイートイン席で
日本ではありえないサイズと見ない味のハーゲンダッツを食べたのも
いい思い出です。
普段思い出すことは滅多にないけど、
ふとした瞬間に、あの時の思い出が私の原動力になっています。
いつかあの映画館でお酒を飲み、周りのお客さんと感想を語り合いたい。
これが私の英語学習のモチベーションの一つです。
また再び訪れる日まで。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?