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怒りの矛先


ずっと下書きに保存したままだった記事がある。

公開するかどうか迷っていたというより自分の感情メモとして書き残しておいただけだから公開するほどでもなかった。 

でも、みさきちさんのこのnoteを読んで、ものすごく共感した。

自分だけじゃないんだと思えたので、これを機に下書きから昇華させようと思う。


私はよく、
「○○の怒ったところ見たことない」
「怒ったり喧嘩したりすることないの?」
と言われることがある。

確かに普段、あまり人前で感情を激しく表現したことが無いし、落ち着いている人だと思われているみたい。
自分でも省エネ人間だなと思ったりする。

でも、怒ったことが無い訳ではない。

理不尽な対応をされた時、
満員電車で無理に押しのける人を見た時、
意見を理解してもらえなかった時、
日常の中で怒りの感情が湧くことはある。

自分に余裕がなかったりすると小さな事でイラッとしてしまう事も。

もちろん弱い自分に対しても。

でも、そういう感情を声を荒げたり、物に当たったりして表現はしない。

自分の中で消化するというか、
頭の中で抗議したり
感じたことをメモに書き出したり
日記に書いたりしていれば
そのうちに落ち着いてくる。

妹は私とは逆で、気に入らないことがあるとぶつかるタイプ。
特に子供の時はしょっちゅう家で親子喧嘩をしていた。
私は心の端で気にしながらも
気にしないふりを続けてTVを見ていたり、自分の部屋にいたりした。
親と言い合いなんてほとんどした記憶がない。

私も素直に人に感情をぶつけられる人が羨ましく思う時もあった。
喧嘩するほど仲がいいとか、本音でぶつかり合える仲間って素敵だなぁとか。

でも、どうしても
怒りを人にぶつけるという様な気にはならない。

どうも、怒りの感情が声とか力のエネルギーには直結していないみたい。

きっと、怒鳴ったり殴ったり喧嘩する人は
感情のエネルギーがそこに繋がっているのだろう。

感情の表現の仕方もひとによって様々。
最近になってその考えを見つけてから、少し気が楽になった。

怒っているからといって誰もが口に出したり喧嘩したりする訳ではないんだ。

決して感情がない訳じゃないよ。

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