最近の記事

性別ってな、

200種類あんねん。 トランスヘイトの嵐が吹き荒れていて、トランス当事者の中では比較的安全圏にいる自分でもなかなか疲れる日々ですが。 「性別は2つしかなく、そしてそれは体の性別のことである」という主張には随分狭い知見ですことと思うし、 「手術をしても本質的な『体の性別』は変わらない」、「手術をして性器を取っても生まれつきの筋力なんかは変わらないから男でしかない」という意見は随分意地悪だなと思う。 こういう人たちって、性器の形状しか性別を分ける基準がないと思ってるんですよね

    • トランス女性差別、もう疲れた

      少し前から定期的に沸き上がる、トランス女性の女性スペース利用の是非を巡る議論とも言えない差別的言説 最近沸き上がるサイクルが短期化している気がして、本当に気が滅入っている。 (この記事だけ見た人のために書いておくと、筆者は戸籍未変更で男性として就業中のFTMである) トランスジェンダーへの対応を一律で考えようという方が無理があるのだが、それ以前にひとつ毎回気になるところがある。 なんでトイレと風呂(公衆浴場)を同列に扱うのか。 公衆浴場は、日本では(大概の人はタオルを巻

      • ホルモン断ちして2ヶ月の変化

        諸事情によりエナルモンデポーの投与を中断して2ヶ月が過ぎた。 ホルモン投与を始めてから2年強、これだけの期間空いたことはない。 1ヶ月強空いたことはあるが、 その時は月1回250mgだったので、変化らしい変化は自覚できなかった。 今回は2週間ごとに500を打っていたところからの中断だ。 最大の変化:性欲。 これは覿面。 性欲の権化と言われる中高生男子ってこんな感じなのかなという状態が毎日毎晩だったのが、 全く何の欲求もなくなった。 喜怒哀楽の感情も所詮脳の電気信号に過ぎない

        • エナルモンなのに年25万かかった話〜病院選びは慎重に

          FTMが投与する男性ホルモンで恐らく一番メジャーなのは「エナルモンデポー」だと思う。 私も打って「いた」。 GIDにまつわる診療は保険適用外だ。 というか条件次第で適用されることになったのだが、制度がザルすぎて対象者がほぼいない。 しかもエナルモンは大概、2週間ごと=月2回は通院する必要があるので、 安いに越したことはない。 ホルモンを開始した頃、私はある地方都市に住んでいた。 元々ガイドラインに沿っていないので、GIDへのホルモン投与を扱っている医療機関も自分で探し、

        性別ってな、

          トランスジェンダーが改名とホルモン投与したら生活ストレスがなくなった話

          はじめまして、ましたです。 FTMと呼ばれる人種です。 トランス歴約15年、ブログやツイッターにトランス過程を色々書いてきました。 現在は、改名・胸オペ・ホルモン投与をして、男性として正社員就業しています。 2020年現在、できることをほとんどした段階に到達したので、 改めてnoteでまとめていこうと思います。 -------------------------------------------------- まずタイトルの通り、今、トランスジェンダー(TG)としての生

          トランスジェンダーが改名とホルモン投与したら生活ストレスがなくなった話