見出し画像

平日はピラティススタジオ、休日はアメフトの現場へ!

社会人アメリカンフットボールクラブのアスレティックトレーナーとして活動している平良陸さん。

「アスレティックトレーナーという職業があるのを知ってから、ずっと憧れていた」と話し、スポーツ施設やピラティススタジオでの仕事も掛け持つなど、積極的に活動の幅を広げています。

夢を叶えるまでの軌跡から、同じ道を志す人に向けたメッセージまでを伺いました。


現在の働き方

自己紹介をお願いします。

アスレティックトレーナーとして活動している平良陸です。高校時代からこの職業に憧れていて、大学はAT資格の取れる学部に進学しました。

現在はどのようなお仕事をされていますか?

卒業前に社会人アメリカンフットボールクラブとの接点ができ、今に至るまでそこのアスレティックトレーナーを務めています。活動の無い平日は、週2回ピラティススタジオでのインストラクターとしても活動中です。このために資格も取得しました。

他にはスポーツ施設でのパフォーマンスコーチとして、あらゆる世代の方との接点も持っています。今の状態よりも少しでも良い状態に導けるよう、各々の目標や現状の悩みに応じた指導を行っている状況です。

あとは2か月に1回くらいですが、サッカースクールへのトレーニング指導に行くこともあります。

この仕事を選んだきっかけは?

実は当初、卒業と同時にスポーツジムへ就職することが決まっていました。ただ、コロナ禍の影響で白紙になってしまったんです。

元々Ascendersのコミュニティに入っていた私は、そこで知り合った方からアメリカンフットボールクラブのトレーナー案件を紹介してもらっていました。今関わっているスポーツ施設も卒業と同時にジョインできましたし、気が付けば今のスタイルに落ち着いた形です。

この働き方は気に入っているので、結果オーライかもしれませんね。

学生時代


学生時代に学んでいたことを教えてください。

帝京大学に進学して、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格取得を目指していました。

実は私自身がトレーナーにお世話になった経験はこれと言って無かったのですが、スポーツ観戦をしていた時に怪我人の対応をする人のことが気になって。調べてみると、怪我人の対応に限らず、スポーツ現場全体の安全管理を担うアスレティックトレーナーという職種があることを知りました。

命を守ることをベースとする職業なんてかっこいいなと、そこからずっと目指してきた感じです。

働き方について

働き方を選ぶ上でのこだわりや条件はありましたか?

先ほども触れたように、自分がスポーツのなかでトレーナーにお世話になって…という背景があるわけではないので、携わるスポーツにこだわりは持っていません。今はアメリカンフットボールですが、大学の時は野球部にも携わっていました。

少し前からスタートしたピラティススタジオでの仕事も、まず資格を取ってみないかという話をもらって、そこから勉強を始めました。もちろん知らないことも多々ありましたが、トレーナーとして身体のことを学んできた分、この種目がどういった効果があるかなどは予測を立てることができました。

これからも色々なスポーツに触れて、その中で選手を見ていけたらと考えています。

アスレティックトレーナーを続けるなかで印象的だったことはありますか?

実は私、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの試験に2回落ちてしまっているんです。昨年筆記試験をパスして、今年の3月の実技試験でやっと資格を手にすることができました。

その経験を通して感じたことは「勉強が仮にうまくいかなくても、続けていればなんとかなる」ということです。それともう一つは「自分が資格を取れる環境にあるなら、チャレンジした方がいい」ということ。

今のスポーツ界では、ぶっちゃけ資格が無くても仕事をすることができます。ただ、資格があることで一定の知識があることを証明できますし、選手や関係者と関わる上で対等に話せるステータスでもあると感じています。

運営しているAscenders株式会社について


Ascendersとの関わりは?

同じ大学にAscendersのコミュニティに入っている知り合いが5名ほどいて、話を聞いたことがきっかけです。それで自分も一度入ってみたところ、アスレティックトレーナーに限らず様々な案件、様々な環境に飛び込むことができて、経験の幅を広げることができました。

また、現役のトレーナーとして活躍する講師の方々とコミュニケーションが取れたことも収穫です。実際に講師の方が担当するサッカーの現場にもついていかせてもらうことができました。

これからスポーツトレーナーを目指す人へメッセージ

何より現場活動は色々なところに行ってほしいです。

よく「知識がついてから」「自信がついてから」と尻込みしてしまう方がいますが、そうではなくて、まずは現場に行って、そこから知識をつけた方がいいと実感しています。

ぜひ色々な現場に出掛けて、体験して、必要なものを見極めるステップを踏んでください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?