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新型コロナウイルス

新型コロナウイルスが世界中で感染を拡大させています。
これまでの報道内容と、今私たちにできることを自分なりにまとめてみました。


2019年末。中国の武漢から始まったとされる新型コロナウイルスによる新型肺炎は約1ヶ月ちょっとという期間であっという間に世界へ広がりました。
現在の患者数は中国国内で14380人。死者304人。その他の26の国と地域で170人。死者1人となっています(2/2現在)
この数字はSARSの患者数(患者数が8439人。死者812人)をも上回り、まだまだ被害は拡大している状況です。
拡大した原因はいくつか考えられます。

・SARSの時(2003年)よりも中国の経済が飛躍的に発展した結果、国外に出る人が増えたこと。
・春節と重なったことで国内外への移動が活発になっていたこと。
WHO(世界保健機関)が注意を促すのが遅れたこと。もっと強いメッセージを早く出していれば対策を打てた国もあったでしょうからね・・・

う〜ん。何となく人災で拡大しているという側面もありそうです・・・。


そもそもコロナウイルスというのは何ぞや?と言えば、いわゆる風邪をひき起こすウイルスです。そしてただの風邪であっても重症化すると肺炎などをひき起こします。当然死に至ることもありえます。
今回、そんなコロナウイルスがなぜ騒がれているか?と言えば、新型(人類が初めて遭遇したウイルス)で感染力が高く、普通のコロナウイルスと比べて重症化しやすいからということになるでしょう。

感染経路としては飛沫感染だと言われています。飛沫感染とは人と会話している時などに飛んでくる唾液などとの濃厚接触によるものを指します。日本で感染したバスの運転手さんは恐らく患者さんと長時間バスの車内に一緒に居た為に感染したのでしょう。
また糞便からも新型コロナウイルスが検出されたといいます。これは後で触れますが結構大きな発見だと思います。

今、私たちにできる対策はどんなことがあるのか?
ネットにある情報の中から、私自身が納得したものをまとめてみると、次のことがとても大事になると感じました。

・手洗い
・うがい
・マスクの着用
・アルコールによる消毒


すごく普通の対策です。こんな普通の対策で大丈夫?って思うかもですが、何となく大丈夫そうですよ。
手洗いやアルコールが大切な理由としては糞便からも検出されたという点を例に考えてみたいと思います。糞便には大腸菌という菌が存在しています。これが食中毒やらをひき起こすわけですが、新型コロナウイルスは大腸菌よりもサイズが小さいです。日本防菌防黴学会によれば、ウンチをした後にトイレットペーパーでお尻を拭きますが、そのときに手に大腸菌が付着しないためには何と36枚もトイレットペーパーを重ねないとならないそうなんですね(日本カルミック「菌はトイレットペーパーを突き抜ける!!今こそ基本の手洗いを見直して」参照)。
大腸菌が突き抜けるのであれば、コロナウイルスも付着する・・・そんな理屈が成り立ちます。ウイルスは電車のつり革やベンチなど、どこに付着しているか分かりません。そんなウイルスが万が一手に付いてしまったらとしたら。そこでしっかりとした手洗いやアルコールによる消毒が大切になってくるのです。


次はマスクに関して。一般的なマスクの網の目はウイルスよりも大きいので普通に考えれば通過してしまうことでしょう。ところが感染している人からウイルスが出てくる場合、それは咳だったりに含まれているわけですが、その場合は水分を含んで大きくなっているのですね。
その大きくなったウイルスというのは、マスクの網の目よりも大きいケースがある。ということは予防に役立つのではないか?という理屈です。そして万が一感染している場合、周囲にウイルスを撒き散らさない効果もあります。(自治医科大学附属さいたま医療センター「マスクの効果と正しい使用方法」参照)

またマスクを着用すると別の効果もあります。それはマスク内の湿度が保たれるということ。冬場になぜ風邪をひきやすいのか?と言えば乾燥しているから。
風邪をひいている人が咳をすると空気中にウイルスが飛散します。その時、湿度が高いとウイルスに水分が付着し重くなるためにすぐに地面に落下してしまいますが、湿度が低いと軽いので長い距離飛んでしまうのですね。また喉の粘膜が乾燥していると炎症を起こしやすいというのもあります。

猛威をふるっている新型コロナウイルス。恐らくこれからも感染拡大は続くでしょう。ですが、今ある情報を元に正しく怖がって、対策を行うことで拡大の抑止はできるような気がします。
ひとりひとりが注意して拡大を抑えるような行動を取ることで、ウイルスの行き場がなくなり収束へと向かうことでしょう。
自分自身を守ることは、大切な人を守ることにも繋がります。
みんなで対策をとってこの危機を乗り切っていきましょう!

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