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連載 #夢で見た中二物語 58

旅行でとある島に向かう主人公達は、その行きがけに嵐に遭い、目的地とは全く異なる孤島に辿り着く。

孤島には廃屋になった学校らしき建物以外に何もなく、主人公たちは他の離れ離れになった友人たちを探しがてら建物内へと足を踏み入れる。

長らく放置されていたらしき建物のようだったが不思議と中は綺麗な状態で、主人公たちは安心する。

しかし突然謎の存在によって攻撃を受けそうになった主人公は何とかそれを回避するが、走って逃げる途中で一緒にいた友人ともはぐれてしまう。

謎の存在によって命を狙われる羽目になった主人公は、サバイバル生活をしながら友人達を見つけるべく歩き出す。



長くこの島で暮らしていくうちに、主人公はこの島が現実に存在しない場所であることに気付いてしまう。

一度だけ筏を作って遠くまで船出してみたのだが、海はどこまでも広く陸地らしきものを一切発見出来ないままだったからだ。

そして他の友人たちが誰もいなくなってしまったこと、この島でサバイバルしながら時に戦いながら暮らすうちに戦うための不思議な力を得てしまったこと

・・・更に自らの姿が既に人間ではなくなってしまっていること、そしてもうこの島から出ることが出来ない事を悟っていた・・・。

だから主人公は永遠の眠りについて、もう目覚めないことにした。

ここから先、もし目覚めるとしたらかつて自分が生きていた世界に皆と戻れることを夢に見つつ・・・。


☆☆☆



今回のものは、かなり昔に見た夢物語です。

旅行中に嵐に遭遇し、異世界の島に流れ着いてしまった主人公たち(多分大学生)の物語です。

サバイバルとホラーとノスタルジック的な要素が詰まった雰囲気で、内容的には自分の大好きなSF作家であるヴァン・ヴォークトの『魔法の村』(『永遠の村』や『呪縛の村』とも)という物語を思い出させるような設定でした。


#宿命の泡沫紋章 の続きは、また夜に投稿致します。

(今日はなんとなく、こちらもupする気になったので (^_^;

ご愛読いただき、ありがとうございます m(_ _)m




中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。