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#時空の森羅万象物語 第Ⅹ章第93節
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少し遅い時間となってしまいましたが、時空物語の続きを投稿して参ります。
誓也の立場が相変わらず不明瞭な状態であるのですが、簡単に言うと誓也は龍神の「身体の力」を担っているので、同存在として龍神と入れ替わり立ち替わりしているような状態です。
現実的には龍神と一番繋がりが強いので、昔初めて龍神の森に立ち入った際、誓也だけ龍神の声が聞こえたのはその影響。
封印された後は長らく誓也自身が自我を失いかけていたような状態だったので、最終的に鏡祐と浅葱の会話を盗み聞きてしまうまで自分がどんな状態にあったのか全く知らず、ショックを受けてしまったワケですね。
今節のタイトルにもなっている【山岳海洋森林祭】ですが、実際にこういった名前のお祭りがあるわけではなく、リアル現実屋久島や薩摩硫黄島のお祭りを統合したようなイメージの祭事として描いています。
屋久島には季節ごとに様々な催し物があり、その中には自然に感謝する為のものも少なくありません。
中秋の名月に豊漁豊作や家内安全などを祈願、感謝する為の行事である【十五夜綱引き】の綱は、龍や水神を表しているとも言われているそうです。
(他にも様々な自然に関する行事があったり、観光客も楽しめるようなイベントが色々あったりするようなので、気になる方やこれから屋久島に行こうと考えている方は、是非調べてみてくださいね。)
そして薩摩硫黄島の行事として【メンドン】という仮面神(一説では龍の神とも)が現れる【八朔太鼓祭り】や【九月踊り】などがあり、子孫繁栄や五穀豊穣が祈願されます。
この九月踊りの際に行なわれる【面踊り】と【薙刀踊り】をモデルにしたのが、今節(と次節)で出てくる舞です。
(織姫さんの武器が舞扇なのは「舞姫」という部分を強調したかったから、鏡祐の部分が薙刀なのは今節のお話に出てきた通りの理由ですね。
あとは単純に著者が薙刀好きだからで、浅葱自身の武器も薙刀っぽい形状の槍にしているのです。)
今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございます m(_ _)m
中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。