つぶやき日記

秋になって、高く高くなった空を眺めていて
ふと思うのです

子供の頃
母がつぶやいた詩を

って言うと母が詩を作ってるように思ってしまうのですが…

母は詩を作りません

母が呟いた詩は

高村光太郎の
「道程」

カールブッセの
「やまのあなたのそらとおく」

です。

私はてっきり
母が作ったもの、だと思ってました。

それには理由があります。

母は「ダンボ」という絵本を
自分の創作で話を作ってしまう人だったからです。

私はすっかり信じてしまい
それの話が本当だと思ってました。

今から考えてみたら
毎日違う話だったのですから
おかしいですよね💦

さて、母が呟いた詩が
母の創作ではなく、高村光太郎やカールブッセだと知ってから、
私も口ずさむようになりました。

中原中也を授業で習った時に
すんなりと心に染み込んだのは、
子供の頃の経験が役に立とうちにいってこようとのかもしれないですね。

子供の頃から
ちょっと変わった感性を持っていた(らしい)私は詩の世界が楽しくなりました。

そんな私に母は
一冊の古い詩集をくれました。
それは
与謝野晶子の「みだれ髪」です
母の愛読書だったようです。

その後
誕生日に2冊の詩集を買ってもらいました。

萩原朔太郎さんに出会う前に、
私は、高村光太郎さんやカールブッセ、
やなせたかしさん、リルケに出会って、
詩の世界にハマったわけです。

小学生の私には
まだ早い?などと思わず、
詩集を与えてくれた母

こうやって
どうやって?
私は出来上がった訳なのですが…

実は最近
気づきました!

私が好きな詩は
山村暮鳥の「雲」だと

おーい雲よ!

で始まるこの詩

ふんわりしていて
それでいて
心を包み込む

私の癒しの詩です

私も誰かの心を包み込み
癒せるような詩をかけたらいいな
と思っています。

私はあまり詩集を読みません

それは
読んだ詩集に
私の創作意識が傾いてしまい、
本来の私の姿が隠れてしまうからです。

影響されやすく
敏感に感じ取ってしまい
頭に残ってしまうからです。

だけど
最近、ちょっと考えが変わりました。

それは
まだまだ世間的には有名ではない詩人さん達の詩に心が躍るようになったからです。

冊子のような詩集に
たくさんの想いが詰まり
私を刺激します

こういう出会いもあるので
詩集も少しずつ読んでいこうと思ってます。

最近、知った詩人さんの詩も
また、私には刺激になっています。

詩の世界は
奥深く、まだまだ、探究は終わりません。

そして
生み出す苦しさもある反面
生み出す楽しみもある

なかなか曲者の「詩」に
まだまだ私は振り回されていきそうです。

日記のはずだったのですが
なんだか、路線がずれたような…

まっ、いいか💦

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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