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朝の詩 22

雨煙
立ち上る朝

雨音の静かなる旋律に
耳傾ける

跳ね飛ばされた雨粒が
水たまりで遊ぶ

薄明かりの下
傘が精一杯の背伸びをして
雨粒受け止めて
優しく撫でる

傘の上跳ねる雨粒

傘の上滑る雨粒

いく筋かの列を作り
地上を目指す
大地を潤すために



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