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女は男の声に恋をする*変わらない魅力

【女は男の指を見る】とは
竹内久美子さんの本の題名だ。

恋愛や思考などを生物学的見地から語ってくれるので
散文的性格の私としては、
逃れようのない事実や考察からくる納得で、
「そりゃ仕方ないよね」とただのメスの気持ちになってみる。


【体の末端は同じ遺伝子で作られている】訳なので、
男性には女性にない末端もある訳で、
そりゃ惹きつけられるセクシーさが満タンですよね。

はたから見ても分からない好みに、
いつ出逢うか分からないので
好きな女性とのデートには、身振り手振りの会話で
若干アピールしてみないといけません。

足元の危ういところでは、すかさず「大丈夫?」って
手を差し出す方が、万の言葉をかき集めるより効果的かも知れません。


それでも好みは何もひとつに限る訳ではない。

私が生理的に苦手なのは、目の大きな人。

なんでだろう?と考え続けた結果、
二十歳過ぎてから「感情が読み取りやすくて不安」
という考えに行き当たった。

目は口程に物を言う、といいますからね。


じゃあ、好きなのはどこかというと「声」に尽きる。

ダンディな声の男性から
「子宮に響く声、と女性に褒められる」と自慢された。

へえ、夜の女性達の会話は正直ですのね。。。

顔が良くても素っ頓狂な、ファニーな声の方は苦手。

高校生の時、隣の席の男子は
お寺の阿吽像のような見た目で、応援団長。

代々団長が引き継ぐ、破れた制帽を被っている。

臭いとか汚いとか冗談でも言えないのは、
とても紳士的な優しい性格の男子だから。

少女漫画が好きで「あとでそれ見せて」と
可愛いくて優しい、本来の声で言われる。

何か青春って大変だよね。。。


顔と同じで声も千差万別。

耳に心地いいのも、女性性を刺激されるはず。

しかしそれだけでは語れない、
メス以外の部分での自分の好み。

憧れの土門拳さんの言葉の中に見つけました。

気力は目に出る
生活は顔に出る
年齢は肩に出る
教養は声に出る

対外的に立派な理由は用意できて、良かったと胸をなでおろす。

声は、男性も女性も年を重ねても変わらない魅力。

結局、重低音のダンディーな声は
ベースギターのように女心をくすぐるものだから。


単純なコードで素朴で陽気な話をするひとが好き。


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