新年だから、といって-2-

2021年12月28日。
毎日書いている手帳サイズのノートの残りのページが、残り7ページ程度となった。

「何となく、新年から切り良く新しいのにしようかな」と思い、買い物のついでにを新しいノートを探しに行ったが、あまり気に入ったものが見当たらなかった。

でも、結果的に、見当たらなくて良かったと思った。

というも。
自宅までの帰り道、「新年だから、何なの？」とふと思った。

12月31日が終わり、1月1日を迎えても、やることは何も変わらないのに。

数ページをわざわざ捨てる意味が見当たらなかったのだ。

◇

数年前、初詣に行った時に聴いた某お寺の説法。
「お正月を何故祝うようになったか？」という話を思い出した。

昔は人生50年時代。疫病等も多く、「1年、無事に生きられたことに感謝して、1年の労をねぎらう。おせち料理は保存が効くので、1週間は働かずに体を休め、鋭気を養うため」といった内容の話だった。

医療も発達し「1年、無事に生きられたことに感謝」をしなくても良い時代になった。その分、家族・親族とリラックスして過ごす、という時間にシフト（進化）していったと思う。

初詣や、新年、という言葉に大分洗脳されているなぁとつくづく思った。
ただ、自分自身を1年で区切って振り返ってみることは、良いことだと思っている。

◇

話はノートのことに戻る。

残ページがいよいよ無くなりそうになった。
「他に、良いの無いかな？」と思って探してみたが、見当たらず、また同じノートを購入した。

ノートの選択などに時間をかけず、まぁ、とにかく手を動かしなさいよ、ということだったのではないか、と後から勝手に都合の良い解釈をつけた。

で、そもそも、毎日何をノートに書いているか？というと、”覚悟”を書いている（笑）。

本来はこんなこと書かなくても良いと思うが、今の私の精神レベルでは、毎日書かないと、すぐに感情に流されてしまう。

調子が良い時は「別に書かなくてもいいかな？これ、毎日書く意味ある？」と思うこともあり、１～２週間、書かないこともあった。しかし、気がつくと感情やこれまでの自分のやり方に戻ってしまうことが多く、この行動だけは意地でも続けている。

また書いていると、「あれ、これって本当に重要か？」などなど、今の自分やゴール設定について振り返ることができる。紙とえんぴつがあればできる、今の私にとってはとても大切な方法だ。

ただ、１つだけ注意点がある。
ノートに書いている内容で一人で熱くなり、テンションも爆上がり。そのテンション・熱量で、自分の想いの丈をあれこれと語ってしまい、相手を、”きょとん。”とさせてしまう、という点だ。笑

毎日毎日書いているのは私だけなので、そんな熱量で突然語られても…といったところだろう。…すみません。

その点だけ、本年は気を付けます。笑