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A_012 寒いとき、暑いときの撮影

よもや冬になるとイルミネーション、そして、夏になると海へ行きたくなる人。どちらかというとシーズンに合わせた写真取りたくなりますよね。僕も同じです。
ですが、2020年の冬からポートレート系の作品撮影を始めた僕にとって、季節で変化する要因はシーズンならではのものだけではなく、通年変わらないものを欲するようになってきました。
年柄年中、外で撮る人もいますけど、僕もカメラも、そして被写体をして頂く方も寒いとか暑いとかあるので、とある事で変化をつけています。外もいいけど、中もいいよというお話です。

1.脱!屋外撮影!

この記事を書いているタイミングはちょうど1月、まあ、冬なわけですが、とにかく寒い。手は悴むし、足先から冷たくなるし、モデルさんも寒いわけで何処かに避難したくなります。
「動いていれば平気だ」と思うのは、カメラ持っている人で、やっぱりお互いが最高のパフォーマンス出せるようにしたいじゃないですか。そうなるとロケーションを屋外から屋内へシフトするアイディアも必要です。そう、部屋撮り。
このアイディアは、みなさんお持ちだと思いますが、僕は夏場の撮影がきっかけで部屋=屋内を使うようになりました。人間、よくよく考えたら、窓はあれど、屋根の下で過ごしている時間が長いわけで、それこそ当たり前なんではないでしょうか。

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2.場所を探せ!

と言っても、屋内で撮影するにもいくつかパターンが分かれてくるんですけど、

 ①公共の屋内スペースを使う(誰でも出入りできて、撮影できる場所)

 ②レンタルスペースを使う(スタジオ含む)

 ③ホテル・民泊を使う

 ④自宅を使う

まあ、こんなところではないでしょうか。①については、衆目もある、許可も必要、そもそもマナー的にどうなの?といったハードルはあるでしょう。ですが、コスト的にも、治安的にも良いと思います。
②③はコストがかかりますが、好みのロケーションさえ見つければ、自由度の高い空間です。僕は、様々なリスク回避の観点から、被写体モデルさんと自分だけという空間にならないように気をつけています(もう一人連れて行く、誰か管理人がいるとか)。安心感も撮影には必要な項目ですから。
そして、④。コストが掛からない点は良いですが、まあ、②③同様に気をつけたいところです。
共通しているのは、気候に左右されない点ですね。やっぱり、安定して作品作りに臨める環境は良いです。

3.氾濫する情報にも負けないように

WEBメディアの発達で、情報の流量とスピードが一気に加速しました。僕は、自動車販売のプロ(多分)を研修する立場なのですが、お客様と比べるとスタッフが保持している情報が少ないケースが直近多くなったと感じています。
それだけ、沢山の情報が市場に出回っているということ。趣味の領域とはいえ、写真でも同じ。少しでも強く広くアンテナを張っている人は、ロートルのプロより情報を持っていることが多いはずです(技術や作品性は、到達できる領域ではないと思います)。他の人より良い撮影して、良いものを残したい!と思ったときに、ロケーションで差をつけるのは、はじめの一歩的にはOKです。ですが、一度世に送り出すと一瞬で模倣に遭います。ちなみに、福岡でいうと、下の写真のロケーションは、初出の際は際立っていたと思いますが、情報が出回って今では、多くに人に利用されています。つまり、僕にとっては面白くない場所に変わりました(撮影依頼を受けた場合で、ここで撮りたいと言われない限りもう使わないと思います)。

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季節特性があるとはいえ、屋内で撮影することは、新しいきっかけにもなりますし、他の方が真似するにも「金銭的」「ロケーション的」アドバンテージが少しばかりあるように感じます。
情報があふれる今、少しのアドバンテージも実質的になくなるのは想定以上に早いと思いますが、どこで満足するかはあるとして、楽しく撮るために、お互いの良好なコンディションを保つためには、室内撮影に挑戦してみるのも良いかもしれません。

よく使っているサイトをご紹介です↓

https://www.spacemarket.com

それでは、また!

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