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東京出張はヘルプマークと共に

アラサー、女、地方暮らし、Fラン4大卒、現在は完全在宅勤務で正社員。ついでに双極性障害持ち。

普段は地方でのんびりと暮らしているが、時々出張で東京に行くことがある。

東京に行くたびに驚くのは、やはり人々の動きの速さだ。駅のホームでは、皆が一斉に速足で歩き、エスカレーターでは右側に立つのが当たり前。(ちなみに地方のエスカレーターは無法地帯)

地方出身の自分には、新宿の駅で流れるように動く人々の波に巻き込まれ、その速さに圧倒されることが多い。

最近はインバウンドと東京一極集中が進む中でその忙しさが一層際立っている。人々が速く動く理由の一つには、限られた時間を最大限に活用しようとする意識があると考えられる。

特に朝のラッシュアワーでは、わずかな遅れがその日のスケジュールに影響を与えるため、時間に追われる姿が目立つ。せかせかとずっと歩いていられる自信がないし、田舎は雑念がなく心地よく暮らせるので東京には住めない。住んだことがない。

人混みと人酔い

ただでさえ普段のペースがゆっくりな自分にとって、東京のスピード感についていくのは一苦労だ。

さらに、人混みの中で人酔いすることも少なくない。地方ではあまり人混みに出くわすことがないため、東京のような混雑した環境に長時間いると、体力的にも精神的にも消耗してしまう。

こうした状況に適応するのは簡単ではなく、疲れ果ててしまうことも多い。

ヘルプマーク貰っててよかった

そんな中で、ヘルプマークの役割に驚かされたことがある。実は、障害者手帳を発行する際にヘルプマークを一緒に取得した。

出張時に疲れ切って電車に乗り込んだ際、バッグに付けていたヘルプマークを見て、親切な方が席を譲ってくれた。見た感じでは障害者だとはわからないのに、ありがたい。

「私の息子もこれ持ってるの。どうぞ座って」

あの時のマダム、ありがとう!!

東京のような忙しい都市でも、ヘルプマークを認識している人がいるという事実に驚き、その存在が持つ力を実感した出来事だった。

ちなみに私の住んで以来地域ではヘルプマークの認知度が低く、あまり当てにならない。  

取得時、

「障害者手帳発行するとヘルプマークもらえるってネットで調べたんですけど」

と伝えたところ

「えー!なんで知ってるんですかーすごーい!じゃあ一応お渡ししますねー」

と言われた。
いやネットで調べたんだって!
一応ってなんやねん!

ヘルプマークを持つことで、サポートが必要であることを周囲に伝えることができ、安心感をもたらす。

特に、東京のように速いペースで動く都市では、体力的にも精神的にも負担が大きく、ヘルプマークがなければ孤立感を感じる場面もあったかもしれない。取っていてよかった。

出張を通じて得た教訓

この出張を通じて学んだのは、自分のペースを守ることの大切さである。周囲が急いでいても、自分の体調や精神状態を優先し、無理をしないことが重要である。

ちょっとこすいかもしれないが、優先席前にてヘルプマークをチラつかせていると、気づいて先を譲ってくれる人が圧倒的に増える。できる限り扉に近い方の席の前に立つこと。

東京での出張は、地方に住む自分にとって大きな学びの場である。スピード感に圧倒されることもあるが、ヘルプマークや他の工夫を通じて、少しでも東京の生活に適応できたことは、自分にとって大きな自信につながった。

地方からの出張や移住を考えている方にとって、東京の速さには戸惑うこともあるかもしれないが、ヘルプマークなどのサポートを活用することで、少しでも快適に過ごせる方法が見つかるかもしれない。自分のペースを大切にしながら、東京という大都市での生活を楽しんでほしい。

電車以外にも受けられるサービス沢山あるので!



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