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岸田奈美さんの講演会①

今日は岸田奈美さんの講演会兼サイン会に、
行く日だった。

私が、岸田さんの本を初めて読んだのが、
今年の7月1日だった。
ちゃんと、当時の日記に書いていた。えらい。


岸田さんの文章の虜になった私は、 

すでにその頃には佳境に入っていたドラマを観返すために、NHKオンデマンドに入り、
もちろんnoteを全て読み、
岸田さんが勧めるブランドの服(ヘラルボニー)
を買い、今まで見えていなかった「福祉」の世界に少しでも向き合うようになった。


岸田さんから汲み取ったものを血肉として、
実際に行動を起こしたこともある。


↓この記事

↓この記事とか

 

人が自らを省みて、行動に移すことができるなんて、ほぼ奇跡だと、私は思っている。


神谷恵美子さんは、そういった原体験のことを
「生きがい感」と呼んでいたけれど、
本当にそうで、私は岸田さんから生きがい感を得たのだ。


そんな岸田さんに、直接会える。
しかも、最後に質問の時間まであるというではないか。

私は、岸田さんに質問したい。
岸田さんに聞いてみたいことはたくさんあるし、伝えたいこともある。
直接お話しできる機会なんて、そうそうないだろう。


どないしよ。
こんな貴重な機会を簡単にもろて、ええのんか。


と、思うと同時に、



やっぱり行きたくない、かも。


と思った。

なんでやねん。と思った方、
理由はきっちりある。理解できないかもしれないけど、聞いてほしい。


それは、この会で、私は「岸田さんに質問をする」ということを、自分の中で自動的にゴールとして
設定をしてしまったのだ。


ただ、いざ、質問の時間に、従来の小心者がでて、結局、うじうじして質問できなくて、
自己嫌悪と意気消沈して帰宅する未来が、
ほんのり見えてしまうからだ。


傷つきたくないから、いかない、みたいな。
よくあるやつです。


けど、けれど、だ。
そういう私のしょうもない殻を破ってくれたのも、岸田さんの文章だった。

剥き出しの岸田さんの”本当”を、
独特の視点でおもしろおかしく表現されている文章を読んでいると、うじうじしてること自体が、
ダサいと、心の芯から震えて、脳というより
「この私」が理解する。


行きたくないかもしれないけど、私は行くし、
質問もしたくないけど、私はするつもりやし。

といった具合で、当日を迎えた。

導入から、めちゃくちゃ長くなってしまったので、次に続きます。

2023.9.16土曜日

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