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[8月]遠く、

なんの変哲もない日常を繰り返している。
変哲もないから日常というのかもしれない、と書いてみて思った。
それに、変哲もないことはしあわせなことなのでないか、とも書いてみて思った。

こうやって、毎月の印を残してnoteに書いてはいるが
正直、何をしたのかという記録はほとんど書いていない。

月の終わりに何を感じていたのか、考えていたのかが大半である。
ひと月のまとめなんかではない。

日常を繰り返している今、行動の記録はここには書くことができないのだ。
なんの変哲もない日常だから。


ここで暮らし始めて、ひとに会わない1日がふつうにある。
そんな日は、あ〜今日は誰にも会わなかったな〜と思うと食欲がわかない。
まるで、夜が夜じゃないように感じる。

不思議なことに、ひとに会わない1日は
一歩も外に出ないから、というわけでもない。(そうゆう日もあるけど)
外に出ても、そこに誰もいないのだ。
そうすると、わたしはどこかに行きたくなって、
その衝動も止めないように、どこかへ出かける。
そのほとんどは海に向かうけれど、
10分で行ける日もあれば
2時間かけて行く日もある。
長いこと運転していれば、
誰かに会えるんじゃないか、という期待が少しばかり生まれる。
ひとが好きなわたしは、
だから運転が好きなのだと思う。
誰かに会えるかも、という期待感。
まあ、それでも会えない日の方が多いのだけど。
それに気づいても、運転は好きだ。

だから今日も、どこかへ行ってしまうかもしれない。






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