裸の私は、どこにいて、誰が愛してくれるのか。
息を思いっきり吸って、ゆっくりはくことが出来ない。なんだか、苦しい。
懐かしい。この、なんとも言えない息苦しさ。
高校2、3年生の進路に迷っていた頃を思い出す。
去年はのほほんと過ごしていた。
それが一番幸せだった。
「彩夏、自分のこと愛すのめっちゃ上手やな」
って言われて、私はすごく幸せな人生になったんだなって思ってた。
でも、幸せだと波を求めて
波があると安定を求めてしまう。
なんだかね、
最近ふとした瞬間に自分がシャボン玉のように
弾けてパッとなってしまいたくなる時があるんだ。
決してネガティブな意味じゃないんだけどね。
人間はいつの間にか複数の顔を持ってしまうことがあるらしい。
それを″分人主義″って言うんだけどね、
簡単に言えば場面に合わせて色んな自分の仮面を付け替えていて、たくさんの顔を持ってしまうけどそれ自体も本当の自分だよね。ってこと。
生きているとね、
ふと、「私」を一切知らない世界に行きたいなって思うんだ。
誰にも、私という人間を図られない
なにも肩書きを知らない裸の私を愛してくれる場所が欲しくなってしまうんだ。
ふらっとあらわれて
パッとまた新しい場所に住んでみたい。
私の大好きな街は
電車に乗って、本を読んで揺られていると、いつの間にか海が見えてくる。
これといった特別な施設がある訳じゃなくて
ふらっと歩いてると、いつも色んな猫さんに出会えるんだ。
お前は自由でいいな〜って、見つめていると
気づくと空は茜色になっててさ
煮物が有名な、おでんって書いてある紺色の暖簾をくぐると
「また来てくれたんや、今日は俺の若い頃の~」っておじちゃんがビールを飲みながら話してくれる。
「もうあんた、その話3回目や、何回同じ話すんねん」って、女将さんとの絡みまでがセット。
でも、おじちゃんはどれだけ酔ってても
「いつでも味方なんだから、こまったらこの街に帰っておいで」
って、言ってくれるこの暖かい町が大好きなんだ。
私は名前しか名乗ってないのに
なんだか、ただ愛してくれる人達に溢れたこの街が素敵で大好きなんだ。
っていう想像を最近している。笑
こんな話をできる大人になっていたい。
そんな世界、小説の中にしかないのかもしれないけど。
ふらっと立ち寄った所々で友達を作って
日本中に私の居場所が出来ていたらいいのになあ、なんて夢を見る。
どんな自分でいてもいい。
私が私であることに価値を感じる場所に行きたいんだ。
高校生の時からずっと答えが出ないことがある。
「大人になるとはなんなのか」
この問に、ずっと答えが出ない。答えは無い。
ただ、その時計だけが動かないことにすごく違和感を覚える。
就活が迫る中、のほほんと自由に生きていたい私とスーツを着てバリバリに仕事をしなければ、と現実に挟まれる。
大人になるって
綺麗に見えていた景色が汚れて見えることなのかな、って思った。
責任が増えるから、我慢しなければいけないことが増えていくんだ。って思った。
ただ、お金を稼ぐということを目的に
自分の命を削っていくのか、と思っていた。
今日、久々に好きなバンドのMVをみていた。
そのコメント欄に書いてあった。
なんだかホッとした。
綺麗なものだけでは輝けない。
それは人間も同じで、それなりの背景があるから輝くものがあるんだって信じてる。
この先、私はどんな道を歩んでいるか分からない
ボロボロになっても、進め。
どれだけ挫けたって、立ち上がればいい。
私が進もうとすることに価値がある。
自分が生きる価値というか、理由がないからこそ
生き続けられる気がする。
意味を見つけてしまったら、それを失った時
生きる理由がなくなってしまうから。
生きる為の“いいわけ”ぐらいは
見つけたいな。
「今日みたいな日」を
探し続ける人生であるべきだ。
おわり
はじめましての人ははじめまして、そして読んでくれてありがとうございます。
いつも読んでくれているひとは、いつもありがとうございます🙌
ざっと、自己紹介をすると
愛知県在住の大学3年生、佐藤彩夏と申します🌸
書くこと、教育、社会学、哲学に興味があります。
noteは高校2年生の頃から書いています。
正直、いま人生に迷走中、何をしたらいいのか分からないまま就活をしたくない。
スキルが欲しいから色んなことに挑戦したい、なにしよう、、って所に立ってます。
休みの日は、ひたすら寝る。とにかく寝る。
寝ること、真反対の体を動かすことも大好きです。
やっと、悩み体質から抜け出したと思ったら再びまた悩むことが増え、生きるって難しいですね。
でも、ネガティブでいてはいけないから
最後はいつも前向きな言葉で〆るようにしているけど、やっぱ苦しいよな〜〜〜ってことばっかりです。
そんな綺麗事ばっか言ってらんねーよなって
友達とお酒を飲む日だってあります。
あなたに、私という人間がどう写っているのかは分からない。だからこそ、怖い。
でもさ、人間そんなもんだよね。
noteが私にとって裸で居られる場所のひとつでありますように。
私はまた、歌に、そのコメントに、言葉に、
救われて生きているよ。
ここまで読んでくれて、ありがとう。
きっと、今日あなたに幸せなこと、訪れるよ。
またね。
2024/06/14
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