不妊治療について

僕達夫婦は2016年に結婚しました

2年程二人だけの生活を経て、そろそろ子供が欲しいと話し合い妊活をスタートしました。

僕自身、自分の体に不安があったため学生の頃に生殖機能の検査を受けた事があります。

男性の精液検査をする際、パートナーがいる場合は共に不妊クリニック等で検査をする事ができますが、一人で受ける場合は検査を行っている泌尿器科等でできました。
保険が効かないため自費になり、およそ5000円~10000円の間だったかと思います。

病院の泌尿器科に行き、受付を済ませます。
看護婦さんから紙コップを渡され、これに採取してきてくださいと言われます。
僕の行った病院では特別な個室は無かったため、普通のトイレで採取しました。
恐らく専門のクリニックではもう少し設備があると思いますが、通常の泌尿器科で検査をする場合、このようなケースが一般ではないでしょうか。

複雑な気持ちながら何とか採取し、看護婦さんに渡します。
結果までは数時間だったかと記憶しています。

結果が出て先生から説明を受けます。
「至って普通」との事でした。
検査内容は、精子の数・精液の量・正常な形の精子の割合・精子の運動率・真っ直ぐに動いている精子の割合等です。
それらに基準値があり、総合判断で合格ラインがどうかを判断するもので、なんとか僕は合格ライン少し上でした。

ただ至って普通とは、良くも悪くも無いという意味・出来やすくもないし出来にくくもないという事であって、完全に気持ちが晴れるものではありませんでした。

世の中には男性の不妊の方も多くいらっしゃると思います
しかし男性不妊とならなかった恵まれた私達の中でも、出来やすい人と普通の人と出来なくはない位の差がある訳です。
そこに今後の生活習慣や日々のストレス、年齢が重なり自らの生殖機能は変化します。

巡りあった女性にも同じように出来やすい出来にくいある訳で、出来やすい人でも心の状態やホルモンバランス、睡眠やストレス様々な原因から中々子供を授かりにくい事があります。

妊娠という事になるとどうしても女性の体に目がいってしまいがちですが、男性の方も是非とも自身の体にも目を向ける事をオススメします。

パートナーと一緒に検査に行くと恥ずかしいと思う方、もし自分に原因があった場合申し訳ない気持ちになってしまう等あると思いますが、男性一人でも検査を行う事は出来ますし、あらかじめ知っておく事で今後の生活習慣の見直しや、パートナーとのライフプランも考えられます。

僕の場合は学生の時に受けた結果を、結婚の前に彼女に提示し、こういう結果だからすぐにはいかないかもしれないけど大丈夫だったと話す事ができました。

そして二人で妊活をスタートすると共に、半年できなければ不妊専門クリニックに相談しようと妻からの提案で計画を進めました。
(通常の夫婦生活で一年反応がなければ不妊の可能性があると言われます)

もし不妊の可能性があり、クリニックに通う事になった際の事や信頼できそうなクリニックかをリサーチする時間も、それを話し合う時間も必要です。
また、不妊専門のクリニックは予約がとりづらい場合が多く、僕達が探したクリニックは3ヶ月待ちと言われたので、予め半年後の時期に合わせ予約を取りました。

そうして僕達は通常の夫婦生活を行い、反応も無かったため不妊専門クリニックを初受診するのでした。

クリニックのリサーチ、初診まで3ヶ月、様々な検査内容もこの薬を飲んで何日したら受診や、夫婦生活の翌日に受診等、仕事のスケジュールと折り合いをつけると本当にあっという間に時間が立ちます。
その間に自分も歳をとりますし、スタートは早いに越したことはありません。

時間が経過してしまえば男性も勿論ですが、特に女性は精神的に追い詰められてしまいます。
男性も理解が必要だと実感しました。
僕らは結果として子供を授かる事が出来ましたが、子供を授かり、無事に産まれる事は本当に奇跡なのだと体感しています。

次回はクリニック受診から書きたいと思います。

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