雑談をしない人はコミュ力が低いのか？

コミュニケーションとは
「社会生活を営む人間が互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと。
言語・文字・身振りなどを媒介として行われる」
という定義づけが一般的にされています。

意味としては理解できますが
実際にコミュニケーションが行われる場面においては
背景、状況、相手との関係性、時間などなど
実に様々なことが絡み
正解もよく分からないし不正解もよく分からない。
そんなものです、コミュニケーションって。

2年ほど前から関わっているある人に対して
私は「コミュ力、低い」と思っていました。
なぜか？

・声が小さい
・いつもボソボソと話す
・自分から話すことがほぼ無い
・雑談をしない

というところからそう判断していた、と。

でも、このような要素を持っている人が
必ずしもコミュ力が低いとは言い切れないのではないのか？
と言うか、コミュ力って何ぞや？
ということを改めて考えている今日この頃。

先にも書いたように、コミュニケーションとは
「社会生活を営む人間が互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと。
　言語・文字・身振りなどを媒介として行われる」こと。

必要最低限のことを伝えて、聴いて理解して
それがきちんとお互いの納得に繋がり
特に問題なしです、となることが
その人にとってのコミュニケーションなのかな。

確かにその人は私が伝えたことは理解してくれているし
‘理解してくれたのかなぁ’と思って質問しても
ちゃんと理解してくれているぞ、と私が思う答えを返してくれる。
私の質問にも的確に・端的に答えてくれるし
ボソボソと話すものの
言葉遣いは丁寧だし態度が悪い、と感じたことも1度もない。
まさに必要最低限の伝達と受け取りはできている。

となると、別にコミュ力が低いというのではなく
会話を必要最低限のことで済ませたいタイプで
要件以外のことにあまり首を突っ込みたくない、
突っ込まれたくないタイプなだけ、なのかな。

私がよく喋りよく笑い、本題とは関係のない話をすることが割と好きで
それで楽しかったらオッケー、というタイプだから
その人にもそうあって欲しいと
無意識に期待をしていただけなのかも。

その人からすると
要件は伝えているしお互い理解も納得もしている
特に嫌な印象も感情もない
だからそれで良い
最低限のコミュニケーションは取っていますよ、かも。

仮にそうであったとしても
何とか雑談に持っていこうとしちゃって
それをその人がどう思っているかは分からないけれど
その人の好きなこと・興味のあることについて質問をすると
なんだかんだで結構楽しそうに話してくれるので
多分、これからもします(笑)。

適度にね。