フランスの暦話ー2016年8月
ア・トワ・マンからお送りしているカレンダーカードの思い出話。2016年の写真テーマはA table! = ごはんだよ!でした。8月はマルシェで偶然出会った海の美味しい王者のお話。
2016年8月のA table!
娘の誕生日に合わせて、食材探しに近所のマルシェへ。ふと聞こえた声は「もっと大きなオマール(海老)はないのか?」と。そこは貝と甲殻類の専門店です。店主が大きなカゴを運んできて、よっこらしょと取り出したのは、1.5kgはあるかと思われるブルターニュ産のオマール。元気よく両爪を振り上げ、尻尾をバタバタとさせています。
今日の食材はこれに決定。
さて、家の鍋に入るのでしょうか。
家に帰ったらすぐに出してやり、しばし娘と遊ぶオマール。
生きたまま蒸し器に入れる時はちょっと心が痛みましたが、これが生きることなんだと、娘にも学んでもらいまして。蒸しあがった真っ赤なオマールをみて、娘はびっくり。蒸したてをつまみ食いして、さらに驚きの顔に。美味しいものはわかるようです。
殻から取り出した身とミソ、2種類のチーズを入れてソースを作り、平打ちの生パスタと絡ませて。
殻は圧力鍋に入れ、しっかり出汁をとった後、ジャガイモとパプリカをあわせてヴィシソワーズ風に。
誕生日の主役も、スープを2度おかわりし、パスタまでしっかり平らげてご満悦です。
こんなことは滅多にできませんが、1匹で堪能しきったので、とても良い買い物でした。
娘の誕生日に便乗して美味しいものにありつけた休日でした。(Kaneko)
2016年8月にあった、おもしろそうなイベント
ナポレオン祭り(アジャクシオ)
友人フリッツの婚礼祭(マルレンアイム)
ミラベル祭り(メッス)
アルザスワイン見本市(コルマール)
*イベントは2016年の情報です。毎年同じ月に同じイベントがあるとは限りませんので、ご注意ください。最新のイベント情報については、各イベントホームページでご確認ください。
2021年の後追いばなし
ブルーオマールと聞くと、おぉ!と声が出そうになります。青みがかったオマール海老で、美しいんです。もちろんですが、茹でると真っ赤になり、とても美味しい。そして、高級。
この月の題材を決める時に、相当、オマール話で盛り上がりました。
生きたままを料理できるほどの度胸はないんですが、レストランで
「今日はプラス料金ですが、前菜にオマールがございます。」って言われたら、お財布を確認せずに、「はい、お願いします。」と堂々と答えるタイプです、私。(Yamada)
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