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海外駐在前に読みたいおすすめ書籍 #1 - SHOE DOG

自己紹介

ご覧頂きありがとうございます。新卒で食品会社に就職し、営業職を経験したのちにアメリカの子会社に赴任。約10年間海外駐在しています。
自分自身への備忘録も兼ねてアメリカでの体験や自身の考えをnoteに残していきたいと思います。同じ境遇やこれから海外に挑戦したいという方にとって少しでも参考になれば幸いです。

はじめに

読書というのは自分ではない誰かが人生をかけて得た知識や経験を疑似体験できる非常に素晴らしいものだと思います。

海外駐在に向けては渡航する国によって、すべき準備は変わってくると思いますが、読書は渡航先に関わらず大きな一助となると考えています。

自分自身が実際に読んで、これは海外駐在前に知っておきたかったなと感じた書籍を紹介していけたらと思います。

おすすめ書籍#1:Shoe Dog(Phil Knight著)

言わずと知れた世界的なスポーツ用品メーカーであるナイキの創業者、フィル・ナイトによって書かれた自伝です。

ナイキの成り立ちや困難を乗り越えて成功へと向かう過程が描かれていますが、日本人にとって面白いのはそこに日本を代表するスポーツ用品メーカーであるアシックス(オニツカ)が登場してくることです。

アシックスとナイキの関わり、そこには日本的な思想とアメリカ的な思想が入り混じっています。そしてそれらは今でも日本企業とアメリカ企業の多くにDNAのごとく連綿と受け継がれており、読み物としてだけでなくビジネス書としても非常に読み応えがあります。

どちらが思想として優れている・優れていないということではなく、それぞれが自国でのブランディングを考えた際に取った意思決定・戦略が異なったということだと思います。
それが証拠に両企業とも自国でトップブランドに成長しています。またそもそものマーケットサイズや世界に対する影響力もビジネスに大きく影響してきます。

私自身、スニーカー好き(特にナイキファン)でしたので、ミーハーな気持ちでこの本を手に取りましたが、良い意味で期待を裏切るビジネスにも通ずる内容でした。

もし勤務先がメーカーや商社のようなブランドを取り扱う企業であれば、きっと生き生きとしたストーリーにのめりこむ感覚を得ることが出来ると思います。


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