保護犬おかづ…恐怖のベビーカー

　夕方、まだ暖かそうな外を嬉しそうに眺め、「よ～し今だ、早めに行っとこう」と言ってた父さんが、「風さむー！」と肩をすくめながら外に出た。
散歩に付き合う保護犬おかづ…

　おかづは、散歩に出るまでは嫌いなのだが、出てしまえば元気だ。ずいぶん慣れて来たのだ。散歩は「気持ちええなぁ～」と父さんも言う。

　テクテクと穏やかな散歩。雲が光ってる。綺麗な夕焼けになりそうだ。
「さてと、ウンチも終わったし帰ろうか…」と坂を上がって行く。
すると…、後ろからガラガラガラガラと車輪の音が聞こえる。

　さっき「こんにちは～」と通り過ぎた父子のベビーカーの音だろう。
「あんな大きな音してたかいな？」と振りかえると…！
楽しそうに遊んでいる父が、突然ベビーカー押しまくる…！
「ガラガラガラガラガラガラ～～…」

押して押してスピードあげてやって来る。子供も父も「ｷｬｷｬｷｬｷｬ、ハハハハ…」
と楽しそうだ。
だが！

　(ﾟoﾟ)/…！！！！ダダダダダダダダ～～～…！
逃げる逃げる！おかづは逃げる！
いやいや、父子が悪いんではないが、突然のデカい音と出来事に驚きまくり。ビビりまくりだ。

「あー、ビビった～💦。いやいや、もう、ビビらすとウンチもれることがあるので驚かさんといてくれ～😭」

「あ～っ、ほんまにビビった～💦」

。。。。。

散歩から帰ったおかづ…突然、久しぶりのシャンプーまでされて、

最悪…💦

ビビり疲れました…😣
💤💤