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内向型が身につけるべき「切り返しの技術」 組織で働く内向型のためのTips#9

内向型のあなたに、これ以上神経をすり減らさないでほしい

職場や日常会話の中で、相手の言ったことに内心「?」となった時、どうしてますか?
丁々発止のやり取りはちょっと苦手な内向型。
パッと気の利いた返答をして会話を楽しんだり、嫌なことを言ってきた相手にバシっと言い返したりできる人に、憧れませんか?

私はずっと、そんな「会話の運動神経」をもった人に憧れていました。

でも、ないものねだりをしても仕方ない。

自分は自分の良さを活かしながら、うまい具合に「切り返す」ことができればOK。
そう考えて、密かにトライアンドエラーを繰り返してきました。
現時点で私が得た知見をシェアします。

内向型が身につけるべき「切り返しの技術」3つ

1.ちょっと悪意を感じたときには質問で返す

軽い悪意を含んだ言葉や、トゲのある言い方。
そんな言葉を投げかけられると、とっさに対応することが難しいですよね。

そんな時は、とりあえず質問で返すのがおすすめです。

「え?」
「どういう意味ですか?」
「と言うと?」

相手は軽い気持ちでちょっとした悪意をぶつけてきているかもしれません。
しかし、質問を返されることで、その悪意を受け取らずそのまま打ち返すことができます。

また、「相手に悪意がある」と感じたのはもしかしたら誤解かもしれません。
聞き返すことで、相手の真意がわかります。

質問や聞き返しは、「時間稼ぎ」にもなります。
こちらからの問いかけに相手が対応するそのわずかな間に、自分の体制を立て直すこともできるのです。

2.面白いことを仕掛けられたら「笑顔」と「ハズし」

ネタとして、面白いことを仕掛けてきたり、ダジャレを言ってきたりする人、いますよね。
そのパス、なんとかうまく受け取ってあげて、場を盛り上げたい。
でもうまく受け取れずガックリ…
そんな経験ないでしょうか。

でも、べつにうまい「返し」をする必要なんてないんです。
まずはにっこり笑う、それだけで十分
あなたの笑顔は、きっと周りをほっとさせます。
仕掛けてきた相手も、笑顔を見るだけで、
「否定されなかった、受け入れてもらえた」
と感じるはずです。

もしくは、「ハズす」というのも良い対応。
何も気の利いたことが言えず、
「…あっ」
と、意味不明な声が出てしまう。
このリアクションがかえって場を盛り上げることもあります。

3.返答に困る話題のときは「ねー。」と言いながら一般論にすり替える

「それ私に言われても…」
という、返答に困る話題をもちかけられることってありますよね。

たとえば、人の悪口。

または、「それ自分でなんとかしろよー」と言いたくなるようなグチ。

もしくは、ちょっと答えにくいような個人的な質問をされるなんてこともあります。

そんな、「返答に困る話題」のときは、とりあえずこれ言いましょう。

「ねー。」

この短い相づち、便利ですよ。
このたった2文字の中に、

あなたを否定してはいませんよ

というメッセージを込めることができます。

それだけで終わらせると、同意している形になって嫌だな。
そんな時は、「ねー。」のあとに一般論をぶちこんですり替えます

「あの仕事、納期2ヶ月って、長いように思えるけど、私は他にもいろいろ仕事抱えてるからさー、間に合わないのよねー」
「ねー。時間が経つのはあっという間ですよねー」

「◯◯さんってご実家に住んでらっしゃるんですってね。どうして一人暮らししないの?」
「ねー。最近物価高が痛いですからねー。」

こんな感じです。

人の悪口に同意しかねるときは、自分の話にすりかえちゃうのもアリです。

「△△さんってかわいさを鼻にかけてる感じがして嫌じゃない?」
「ねー。私も美人に生まれたら、もっと人生楽しかっただろうなーなんて思います笑」

とかね。

切り返しができず落ち込んでも、他人は誰も気にしていない

ここまで、コツをお伝えしてきました。
でも、ぶっちゃけ、うまい切り返しができる必要はないです。
相手から投げかけられた言葉に対し、うまく返せなくて落ち込むこともあるでしょう。
でもね、人間、他人のことってどうでもいいんですよ。
だから、あなた以外誰も気にしていません

そう考えると、少しラクになりませんか?




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