あお

コミュニティデザインを学ぶ、福島県出身の大学生。

あお

コミュニティデザインを学ぶ、福島県出身の大学生。

マガジン

  • 浜通り滞在記

    • 28本

    福島県浜通りにある富岡町に滞在し、インターンシップを行う学生のみなさんが書く滞在記です。

最近の記事

さばえ

7月に福井県鯖江市に行ってきた。 そこで思ったこと、考えたこと。 - 影響力と人の価値、 私の今の問い。 そこにいる、そこにいたということの価値を どう人に伝えることができるのか。 それを鯖江で出会った方に相談した。 そのときに気づいたことがある。 人は誰しも影響力がある。 私にもある。 それは「=価値がある」とも言えること。 人が持っている価値。 それをどう伝えられるか。 受け取る側の受け取り方も大事、 ということもあるかもしれない。 私が地域の人のさりげない

    • なみえ

      2年生になってから、本格的に浜通り地方と関わることになった。 今回訪れたのは浪江。 私のモノの見方- まちの見方 『生活の営みを感じるのは何か』 インターン中に考えていたことの1つ。 今回は「看板」に注目して町を見ていた。   営業時間を見てみるのも面白い。 飲食店はやっぱり日曜日が休業日。 道の駅 ・スーツ姿、作業員姿の男性。  お昼休憩の場としても利用されている。 ・年配のご夫婦が何組か。  GW前だからなのか、普段から訪れる方なのか。 - 震災遺構の見方

      • 富岡生活終

        富岡での滞在を終えて、あっという間に1ヶ月。 滞在中、滞在後の思ったことを書き出すには、 時間が必要で、長文になってしまった。 まだ矛盾していることもあるはず。 それがこれからも富岡と向き合う理由でもある。 インターンの目的、気づき- アートが地域にもたらす影響 私は他県のアーティストインレジデンスの活動を知ったことをきっかけに、 アートが地域にもたらす影響について考えたいと思うようになった。 今回、現代アートを手段とするようなプロジェクトを進める中で、 「やる意味

        • ふと思ったこと

          富岡生活を終えて、1週間と少しが経った。 今日はインターン生4人で企画した展示会の日 ということで、再び富岡にやって来た。 私は滞在をきっかけに デジカメを持ち歩くようになった。 滞在中1000枚以上の写真を撮った。 そして今日もまた少しの滞在だったけれど、 デジカメを使って写真を撮った。 そして今実家へ向かっている道中、 デジカメの写真を振り返ってみた。 そうすると、滞在後の写真がなかった。 いつもの生活に戻ってから、 写真を撮っていなかったんだ、と気づいた。 見

        マガジン

        • 浜通り滞在記
          28本

        記事

          ~ 2024.3.11

          あれから13年。 小学生になろうとしていた私はもう大学生。 インターン前、 今の富岡に関わる理由を母から問われた。 なぜ今私がこの地に興味を持って、 今ここで生活しているのか。 福島をもっと知りたいという思いから 始まったはずなのに、 ここで生活していくうちに、 どんどんこの地について考えたくなって。 ここが私の日常になりつつあって。 でもそれが良いのか悪いのかも、 ずっと考えてた。 でも地元以外で、 もっといたいと思えたのは ここが初めてだった。 今日は1ヶ

          ~ 2024.3.11

          未来を見せていく1人に

          富岡町のツアーへ。 今回は富岡町で活動されている方々の お話を聞くことがメインの内容だった。 よく挨拶はするけれど、 実際どんなことをしている人なのか、 どうしてこの場所にいるのか、 ずっと疑問に思っていた方の話を聞くことができた。 特に、ここにはまだ未来を見せていく企業が 少ないという話が印象に残っている。 ここに来てから、強い思いを持って 前に進み続けている方々と出会った。 しかし様々な施設を見ていて、 震災がただ悲劇として伝えられているように見えた。 次にどうし

          未来を見せていく1人に

          震災から未来へ

          今更ながら、 インターンの初日へ戻る。 インターンに現地入りしたその日から、 富岡町から葛尾村へ。 2日間にわたり、アーティストさん、 デザイナーさんなどと双葉郡を巡る Nadegata Instant Party「Back to the Future」 ツアーに参加した。 アートデザインの世界に疎い私は、 自分の知識不足にどうしていいかわからず。 しかしこのような方々とここに来れたことは、 また違った見え方に繋がった。 いわゆる「被災地」と呼ばれる場所には、 私が

          震災から未来へ

          富岡町散策 #2

          富岡町散策 #2

          富岡町散策 #1

          富岡町を歩いてみた。 だんだん慣れてきたけれど、 まだ見慣れすぎてない今だからこそ、 気づくことがたくさんあったり。

          富岡町散策 #1

          被災地の今と向き合う

          東日本大震災から13年が経とうとしている今。 私は改めて震災と向き合おうとしている。 卒園式の少し前。 雪がちらついていたあの日。 帰り道、幼稚園バスが大きく揺れた。 地震?津波?全部の言葉がわからなかった。 ただ、すごく怖かった。 その程度の記憶しかない私も大学生になった。 そして初めて双葉郡に足を運んだ。 お店があるのに、開いていない。 家があるのに、人が住んでいない。 そんな世界を見て、言葉が出なかった。 でもそんな中で出会った人たちは、 ずっと前に進み続けて

          被災地の今と向き合う