あお

コミュニティデザインを学ぶ、福島県出身の大学生。

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コミュニティデザインを学ぶ、福島県出身の大学生。

マガジン

  • 浜通り滞在記

    • 28本

    福島県浜通りにある富岡町に滞在し、インターンシップを行う学生のみなさんが書く滞在記です。

最近の記事

富岡生活終

富岡での滞在を終えて、あっという間に1ヶ月。 滞在中、滞在後の思ったことを書き出すには、 時間が必要で、長文になってしまった。 まだ矛盾していることもあるはず。 それがこれからも富岡と向き合う理由でもある。 インターンの目的、気づき- アートが地域にもたらす影響 私は他県のアーティストインレジデンスの活動を知ったことをきっかけに、 アートが地域にもたらす影響について考えたいと思うようになった。 今回、現代アートを手段とするようなプロジェクトを進める中で、 「やる意味

    • ふと思ったこと

      富岡生活を終えて、1週間と少しが経った。 今日はインターン生4人で企画した展示会の日 ということで、再び富岡にやって来た。 私は滞在をきっかけに デジカメを持ち歩くようになった。 滞在中1000枚以上の写真を撮った。 そして今日もまた少しの滞在だったけれど、 デジカメを使って写真を撮った。 そして今実家へ向かっている道中、 デジカメの写真を振り返ってみた。 そうすると、滞在後の写真がなかった。 いつもの生活に戻ってから、 写真を撮っていなかったんだ、と気づいた。 見

      • ~ 2024.3.11

        あれから13年。 小学生になろうとしていた私はもう大学生。 インターン前、 今の富岡に関わる理由を母から問われた。 なぜ今私がこの地に興味を持って、 今ここで生活しているのか。 福島をもっと知りたいという思いから 始まったはずなのに、 ここで生活していくうちに、 どんどんこの地について考えたくなって。 ここが私の日常になりつつあって。 でもそれが良いのか悪いのかも、 ずっと考えてた。 でも地元以外で、 もっといたいと思えたのは ここが初めてだった。 今日は1ヶ

        • 未来を見せていく1人に

          富岡町のツアーへ。 今回は富岡町で活動されている方々の お話を聞くことがメインの内容だった。 よく挨拶はするけれど、 実際どんなことをしている人なのか、 どうしてこの場所にいるのか、 ずっと疑問に思っていた方の話を聞くことができた。 特に、ここにはまだ未来を見せていく企業が 少ないという話が印象に残っている。 ここに来てから、強い思いを持って 前に進み続けている方々と出会った。 しかし様々な施設を見ていて、 震災がただ悲劇として伝えられているように見えた。 次にどうし

        富岡生活終

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        • 浜通り滞在記
          28本

        記事

          震災から未来へ

          今更ながら、 インターンの初日へ戻る。 インターンに現地入りしたその日から、 富岡町から葛尾村へ。 2日間にわたり、アーティストさん、 デザイナーさんなどと双葉郡を巡る Nadegata Instant Party「Back to the Future」 ツアーに参加した。 アートデザインの世界に疎い私は、 自分の知識不足にどうしていいかわからず。 しかしこのような方々とここに来れたことは、 また違った見え方に繋がった。 いわゆる「被災地」と呼ばれる場所には、 私が

          震災から未来へ

          富岡町散策 #2

          富岡町散策 #2

          富岡町散策 #1

          富岡町を歩いてみた。 だんだん慣れてきたけれど、 まだ見慣れすぎてない今だからこそ、 気づくことがたくさんあったり。

          富岡町散策 #1

          さらなる出会い

          インターンが始まってから、 あっという間に1週間が経とうとしている。 今日は新たにインターン生が2名やってきた。 ようこそ幕を作って、 富岡駅で2人が来るのを待った。 この1週間で得た知識や、考えたことを、 ちゃんと言葉にして伝えていけるようにしたい。 出身も年齢もバラバラな学生が集まっての 共同生活がスタート。 これからの活動がさらに楽しみ。

          さらなる出会い

          被災地の今と向き合う

          東日本大震災から13年が経とうとしている今。 私は改めて震災と向き合おうとしている。 卒園式の少し前。 雪がちらついていたあの日。 帰り道、幼稚園バスが大きく揺れた。 地震?津波?全部の言葉がわからなかった。 ただ、すごく怖かった。 その程度の記憶しかない私も大学生になった。 そして初めて双葉郡に足を運んだ。 お店があるのに、開いていない。 家があるのに、人が住んでいない。 そんな世界を見て、言葉が出なかった。 でもそんな中で出会った人たちは、 ずっと前に進み続けて

          被災地の今と向き合う