福島県浜通りにある富岡町に滞在し、インターンシップを行う学生のみなさんが書く滞在記です。
富岡での滞在を終えて、あっという間に1ヶ月。 滞在中、滞在後の思ったことを書き出すには、 時間が必要で、長文になってしまった。 まだ矛盾していることもあるはず。 それがこれからも富岡と向き合う理由でもある。 インターンの目的、気づき- アートが地域にもたらす影響 私は他県のアーティストインレジデンスの活動を知ったことをきっかけに、 アートが地域にもたらす影響について考えたいと思うようになった。 今回、現代アートを手段とするようなプロジェクトを進める中で、 「やる意味
富岡生活を終えて、1週間と少しが経った。 今日はインターン生4人で企画した展示会の日 ということで、再び富岡にやって来た。 私は滞在をきっかけに デジカメを持ち歩くようになった。 滞在中1000枚以上の写真を撮った。 そして今日もまた少しの滞在だったけれど、 デジカメを使って写真を撮った。 そして今実家へ向かっている道中、 デジカメの写真を振り返ってみた。 そうすると、滞在後の写真がなかった。 いつもの生活に戻ってから、 写真を撮っていなかったんだ、と気づいた。 見
あれから13年。 小学生になろうとしていた私はもう大学生。 インターン前、 今の富岡に関わる理由を母から問われた。 なぜ今私がこの地に興味を持って、 今ここで生活しているのか。 福島をもっと知りたいという思いから 始まったはずなのに、 ここで生活していくうちに、 どんどんこの地について考えたくなって。 ここが私の日常になりつつあって。 でもそれが良いのか悪いのかも、 ずっと考えてた。 でも地元以外で、 もっといたいと思えたのは ここが初めてだった。 今日は1ヶ
富岡町のツアーへ。 今回は富岡町で活動されている方々の お話を聞くことがメインの内容だった。 よく挨拶はするけれど、 実際どんなことをしている人なのか、 どうしてこの場所にいるのか、 ずっと疑問に思っていた方の話を聞くことができた。 特に、ここにはまだ未来を見せていく企業が 少ないという話が印象に残っている。 ここに来てから、強い思いを持って 前に進み続けている方々と出会った。 しかし様々な施設を見ていて、 震災がただ悲劇として伝えられているように見えた。 次にどうし
今更ながら、 インターンの初日へ戻る。 インターンに現地入りしたその日から、 富岡町から葛尾村へ。 2日間にわたり、アーティストさん、 デザイナーさんなどと双葉郡を巡る Nadegata Instant Party「Back to the Future」 ツアーに参加した。 アートデザインの世界に疎い私は、 自分の知識不足にどうしていいかわからず。 しかしこのような方々とここに来れたことは、 また違った見え方に繋がった。 いわゆる「被災地」と呼ばれる場所には、 私が
富岡町を歩いてみた。 だんだん慣れてきたけれど、 まだ見慣れすぎてない今だからこそ、 気づくことがたくさんあったり。
インターンが始まってから、 あっという間に1週間が経とうとしている。 今日は新たにインターン生が2名やってきた。 ようこそ幕を作って、 富岡駅で2人が来るのを待った。 この1週間で得た知識や、考えたことを、 ちゃんと言葉にして伝えていけるようにしたい。 出身も年齢もバラバラな学生が集まっての 共同生活がスタート。 これからの活動がさらに楽しみ。
東日本大震災から13年が経とうとしている今。 私は改めて震災と向き合おうとしている。 卒園式の少し前。 雪がちらついていたあの日。 帰り道、幼稚園バスが大きく揺れた。 地震?津波?全部の言葉がわからなかった。 ただ、すごく怖かった。 その程度の記憶しかない私も大学生になった。 そして初めて双葉郡に足を運んだ。 お店があるのに、開いていない。 家があるのに、人が住んでいない。 そんな世界を見て、言葉が出なかった。 でもそんな中で出会った人たちは、 ずっと前に進み続けて