フランス🇫🇷が好きな理由

大学に入って良かったこと。
フランス人の友達がたくさんできたこと。

“何でフランス語を学ぼうと思ったの？”
“何でフランスが好きなの？”

DMで上記のような質問があった。
たまに聞かれるから今回はフランスについてnoteに書こうと思う。今月は楽しいことが多過ぎて全然noteを開く時間を作れなかった。もう今月は書くのを諦めようかなって思っていたのに、noteの通知とフランス人の友達からのLINEの通知が同時に届いた。仕方がない。書こう。

人生で一番最初にフランス語を話したのは高校生の時。スイスのジュネーヴに行った。当時の自分は語学に無知で、海外旅行先なら何処でも英語は通じると思って全くフランス語もドイツ語も勉強しないまま行ってしまった。言語が通じない悔しさよ。次行く時はもう少し勉強しようと決めた。

また自分はフランス文学も好きだ。原題で読めるようになりたい、もっといろいろなフランス文学を知りたい、と思ったため大学でフランス語を専攻した。特に好きなのはサン=テグジュペリの『星の王子さま』だ。大学時代に行ったLyonでは『星の王子さま』グッズがいろいろ売っていた。絵本や原文、日本語訳に英語訳、『星の王子さま』に関する本やグッズは家にたくさんある。

On ne voit bien qu'avec le coeur. L'essentiel est invisible pour les yeux.

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ。

星の王子さま / サン=テグジュペリ

名言だらけの名作。何度読んでも良い。
時折、ミュージカルの題材にもなっている。
2月に見たとある大学合唱団の定期演奏会でも『星の王子さま』の演目があった。

『星の王子さま』もそうだが、フランスの児童文学には動物が登場することが多い。『リサとガスパール』、『アーネストとセレスティーヌ』など。『アーネストとセレスティーヌ』はアニメシリーズ化もされており、クマとネズミで富裕層と貧困層を表しているようにも思える。こういうちょっと皮肉めいたものもフランス文学の魅力だと思う。

フランスの絵本も素敵だが、フランスといえばバンド・デシネ。アートを主とした漫画と絵本の間のようなジャンルの本だ。職場に届いた時は分類分けに苦労した。バンド・デシネはストーリー性もあるが、どちらかと言えば絵画のような、画力に長けた者が描いているイメージだ。バンド・デシネ作家に似顔絵を描いてもらったことがある。独特なタッチで面白かった。

本について語っていたらおそらく論文のようなnoteになってしまうだろうから、文学の話はこの辺りでやめておこう。

大学では様々なフランス映画も観た。1番好きな映画はオマール・シー主演の「あしたは最高のはじまり」フランス映画でというよりも人生で1番好きな映画かもしれない。オマール・シーさんが出演する映画はどれもオススメなので観たことがない人は是非。

フランス映画からハマった歌手もいる。『エール！』で主演を務めたルアンヌ・エメラ（Louane Emera）だ。彼女の歌声は綺麗でどの曲も大好き。フランスにいた時はよくテレビにも出ていた。

フランス文学を読んでフランス映画を観てフランスの曲を聴いて歌って……そうしていくうちに自然とフランスが好きになっていった。

フランスに行った時に仲良くなった友人や元留学生として仲良くしていた友人とは今でも交流がある。最近もフランス人の友人宅でクレープパーティをした。いつも「小一時間だけね」と思って行くのに、あっという間に数時間が過ぎてしまう。お互いの近況や思い出話、文化の違い、ニュースについて、語っても語っても話題が尽きない。

おそらく自分のような御喋りな性格の人はフランス好きになりやすいと思う。ずっと語れる。もちろん、日本人の友達ともいろいろと話すには話すが、マシンガートークを連発し合える友人はフランス人の友達の方が多い。

自分はフランスの何が好きなのだろう。いろいろと好きだから逆に分からなくなってきた。ただ、文学にしろ、人物にしろ、文化にしろ、ユニークなモノが多く、そういうモノが好きだからフランスも好きなのかも。

書いていてもう一度フランスに行きたくなってきた。この前、フランス語の恩師やフランス人の友人にフランスに行きたいって話したら「オリンピックが終わるまで待ったほうがいいよ」と言われた。来年辺り行けると良いなぁ。

読んでくれてありがとうございます。
来月はもう少しnote更新できそうな予感がするので、今後もよろしくお願いしますね(笑)