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ご近所さん最高の巻

今の街に越してきて、間も無く一年となるこの頃

ここには、家族もいなければ、学生時代の友だちもいない

いるのは、同期と先輩と野良猫くらい


なかなか新しい友だちができるきっかけというものはない

そんなわたしは平日のど真ん中、そう、
水曜日から飲みに行っていた


もちろん、1人ではいかない

その相手は、徒歩300m以内に住むご近所さんというやつ

具体的には、

①わたしの職場の守り神(警備員さん
②守り神の知り合い
③その知り合いの恋人

と私

という4人

突然警備員さんが誘ってくれたから行ってみたという話なのである

振り返れば、仲良い同士の中に突然入り込むなんてなかなか図々しい奴だなとも思う

まあ、そんなことは置いておいて、

ここに記しておこうと思ったのは、
ここでの時間が、これからの人生について考えるきっかけになったからだ

まず、守り神

守り神は世間一般で言う柄のいいおじいちゃん

癒し的な立ち位置の存在
そんなおじいちゃんの、生きてきた道を知る
建築関係、タクシー、農家etc
様々な職業を経験してきたと言う

「幼少期は厳しい父のもとで育った、だから怒られることは今でも怖いし、何日も引きずる」

「その経験があるからこそ、他の人が怒られないために動きたいと思う」
と語った

怒られることは嫌だけど、他の人が嫌な思いをする方がもっと嫌

そんな感情がいつも脳裏に浮かぶらしい


次に

守り神の知り合いカップル

わたしより一回り近く年上の彼ら

ぱっと見でわかる幸せそうな2人
それは恋愛がうまく行っているからとかお金がありそうとかではない

人生に余裕があるように感じる

まあ、考えてみれば
水曜日から飲みに来る時点でそうなのかもしれない

そんな彼らは同棲していて、
将来の夢は

スナック経営

元々スナック好きな2人だと言うが、自分たちでお店を開きたいというキラキラした夢に心を打たれたわたしがいる

歩んできた道がこんなに大きく異なるメンバー

それぞれ、いろんな経験をしてきたからこそやりたいことがあるのだと思う

こんな素敵な人たちの話を聞いてわたしは
自分の未来について考える

そんなきっかけとなった

こんなに充実した水曜日の夜は、いつぶりだろうか

これからもこの関係が続きますように
と思ったり
明日起きれるかなと心配したりしながら

眠りについた

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