2022.8.15米国株式市場振り返り、今週のスケジュール、アマゾンアイロボット買収のワケ
【気になったはなし】
先日、アマゾンがロボット掃除機「ルンバ」で知られるアイロボットの買収を発表しました。この買収劇でのアマゾンの思惑がけっこう面白いと思いましたので簡単に書きます。
アイロボットは2002年の発売開始以来、ロボット掃除機市場を牽引してきましたが、ここ数年の中国企業の台頭によって窮地に追い込まれていました。中国企業も企業努力によってアイロボットにも負けないクオリティで低価格で製品を打ち出していたんですね。なんも製品はわかりませんが。
アイロボットもなんとか対抗しようと策を出しているものの、今回の決算では、約56億円の赤字でした。
そんな中、アマゾンが買収を発表しました。
アマゾンの思惑とは?
「世界中の家の間取りデータ」が欲しかった。
これに尽きます。
ルンバはウチでも使っていますが、掃除をするごとに家のマップが正確に更新されていきます。つまり、アイロボットに家の間取りが筒抜けということです。
アマゾンは家の間取りデータを手に入れて何をしたいのか?
アマゾンの考える将来に「アンビエント・インテリジェンス」があります。
これは、「複数の端末とサービスがAIを介して相互接続された環境」を指します。
簡単に言うと、家の中も庭のこともすべてロボットの手で完結させてしまおうということですね。
そのために、アイロボットが持っている間取りデータが欲しかったということです。
AIの最先端をいくアマゾンの今後の動向が楽しみです(^^)/