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和歌山プチ移住2年目_05:豊かさとお金の問題

地方移住•田舎暮らしの現実問題。そう、お金です。
市役所の移住担当も言っていた、移住したいが仕事がネックになる人が多いとか。コロナでリモートワークが進んだとは言え、会社員である以上ある程度の制約はあるだろうし、フリーランスでどこでも仕事ができる環境にいる人は正直かなりの少数だと思う。
私の場合、いくつか幸運が重なったことも大きかった。

1.移住先が世界遺産(熊野古道)で、ロンリープラネットに掲載され、特に欧米からの外国人旅行者が多い。繁忙期は、もはや「ここ、どこ?」状態である。。。東京、インド、マレーシアなどで、英語でホスピタリティ業界や外資アドミンをしてきたキャリアが活かせるので、稼げるスキルとニーズが一致した。まさに幸運としか言いようがない。

2.移住先役所の担当が現職場を紹介してくれた。ハローワークなど求人情報も移住者の為にチェックしてくれる人で、他にレンタルできる畑や空き家情報など、移住後もお世話になってます。

3.副業OKな会社
東京でイベントの通訳としての仕事や、現地で英語教える短期のお仕事、オンライン上でアドミンのお仕事したり、かなり自由にさせてもらってます。
梅や柑橘類の繁忙期にバイトするスタッフもいる。(体力的にしんどいそうなので、私はしないけどね。)

4.給与の額面
がた落ち(笑)。額面でいうと半分以下かも…。お~、恐い…。
会社に1度交渉したんですよ、「これじゃ生活できないから、東京に帰る」って、そしたら住宅手当とかつけてくれました。
私の東京生活は少し変わっていたから、今の生活費とはあまり変わらないです(ま、つまりカツカツな訳ですが、、、)。

5.生活の満足度
間違いなく上がってます。満員電車乗る必要ないし、野菜もお魚も新鮮で安いし、季節の手仕事に勤しんだり、所得は減ったけど、貧しくはないって感覚かな。むしろ生活の質としては、豊かになった。
東京に比べて太陽が大きく見えて、9月になると秋の風、海から街に抜ける風が変わるんですけど、そういう都会で感じられない自然の移り変わりを感じた時とか、何とも言えない満たされた気持ちになる。

私が移住したいと思った理由の一つに「お金で買う代わりに、面倒な手間を愉しむ生活をしたい」があって、都会で有機野菜買う生活より、自分で手間かけて作る生活をしたかった。でもお金は必要で、悪じゃないから否定もしない。どこで折り合いをどうつけるか、ってことかなと思う。

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