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kaede5557
スーパー、スーパーサッド
“歌にはふたつあって
それは ぼくも知らない歌と
ただただきみとの日々を
思い出すためだけの歌”
私の敬愛する、志磨遼平氏の書いた中で一番好きな歌詞が『スーパー、スーパーサッド』のこの一節。
この、“愛”という言葉を用いずに“愛”を表現したこの感じ!!ぐっとくる!
別れの理由はなんであれ、愛の後には、誰しも心の片隅に思い出の欠片が残るのではないでしょうか。時間が経つほど美化され、美しいままで残り続ける…。時々、そっと取り出して眺める、思い出の欠片。
“さよなら ぼくの
ぼくよりずっと大切な人
ぼくの、すべてよ
きみの言うことで わからないことは
なにひとつなかったよ”
とても正しくて、その正しさの前には私は無力で、ただただ胸を打たれる。
自分自身よりも、何よりもずっと大切で、自分のすべてだなんて、そんな風に誰かを想ってみたいと思う。
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