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【メット】ソーセージ好きのドイツ、豚ひき肉は生でも食べる⁉

メット(ドイツ語: Mett)はドイツで人気のある、生の豚挽肉を用いた食品である。通常は塩や黒胡椒で、また地域によってはニンニクやキャラウェイで味付けされて売られており、生食する。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

最近は(外出制限中ですが)心地よい日差しの日が多くなって、日中は薄着で外を歩ける日が増えてきました。こうなるとそろそろ待ち遠しいのが、屋外のビアガーデンで冷たーい白ワイン!(ビールじゃないのか⁉)

今回訪れたのは、デュッセルドルフの住宅街に位置する醸造所Alter Bahnhof Oberkassel。オクトーバーフェストのような賑やかさを想像されがちなドイツのビアガーデンですが、実際はオープンカフェと同じような存在。友人や家族(もちろん子供やペットも一緒)で談笑する姿が多く見られる和やかな雰囲気です。

各地方で特色のあるビールはもちろん、夏場に氷を入れり炭酸水で割った白ワインもドイツの定番。日当たりの良い席を選んでドリンクを頼んだら、ちょっとしたおつまみも欲しくなるもの。この日はフリカデレ(ドイツ風ハンバーグ)と迷ってメットをセレクトしました。

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”メット”は見た目は皆さんご存じの豚ひき肉、そのまんま。こちらのレストランではオープンサンドのようにパンに乗せられています。ひとくち頬張るまではちょっと怖さがあるかもしれませんが、牡蠣、寿司、レアステーキ、生キャラメル…美味しいものには生が多い!その法則を思えば納得ですよね。
かじりつくと、塩気のきいたねっとりとした旨みがパンと相性抜群!動物臭さは全く感じられません。玉ねぎのピリッとした爽やかさがアクセントです。

柔らかめのサラミから周りの皮をはがしたようなもの、と言えばその魅力が伝わるでしょうか。スプレッドタイプとして売られていたり、太めのソーセージに詰められ一旦燻製されたものなど色々なタイプが作られています。

最近は肉屋さんでフレッシュなメットを買ってきて、小葱を混ぜたら白ごはんにたっぷりのせて”ねぎとろ丼”風で食べることも!ドイツ食材で日本食を楽しめるレシピ本で知ったのですが、我が家でもリピート率の高いメニューとして楽しんでいます。

さて、冬の間待ち望んだ太陽をたっぷり浴びたらそろそろお会計。コースターに書かれた線の本数から値段を計算してくれるのがこの地域のお決まりの習慣です。Alter Bahnhofはちょっとした軽食の他にも、魚や肉などの通常メニューも安定の美味しさ。門外不出のドレッシングは絶品なので、是非サラダの添えられたメニューを頼んでみてください。

リトルトーキョー”インマーマン通り”から電車で約10分。価格は5段階のふたつめ€€。Tシャツ短パンのおじさまからおしゃれマダムまで集うアルトビール醸造所です。本日もごちそうさまでした!

《デュッセルドルフへのアクセス》空港から市内の行きやすさ:☆☆☆
ドイツ フランクフルトやミュンヘンから乗り継ぎ、または直行便でおよそ11時間。
空港から市内中心部までは電車で約15分。

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