見出し画像

Photoshop/水を撒かずに!リフレクションアクション

お世話になります。現役グラフィックデザイナーのsenatsuです。

今回は幻想的なリフレクション。水面の反射のリフレクションアクション配布と、チュートリアル記事になります。
これでもういい写真を撮るために東京駅前で水を撒かなくてもいいね!!
やったね!たえちゃん!

【BEFORE】

<サンプル画像>

画像1

【AFTER】

画像2

今回の舞台は、世界一美しい本屋さんのお写真に決めました!

【 1 】写真の垂直を直します。

画像3

あまり引けない環境で、広角レンズで納めた写真は、レンズによる歪みで垂直と水平に角度がついてしまっています。そのままでも迫力があっていい絵ですが、今回は反射を利用するので、まっすぐに直します。

編集>変形>遠近法 を使い、本棚(赤線)を目安にしてまっすぐにしていきます。

画像4

みょーん。とやります。ガイド(水色)を引いて作業をすると、やりやすいです。反対側も同じように直します。

画像5

細かな調整は、ワープを使い進めました。だいたいまっすぐになりましたね。

【 2 】アイキャッチに女性を合成します。

<サンプル画像>

画像6

振り返りで髪がふぁさっとなっていて、素敵です。青みがかなり気になりますが、とれなくもないのでこれでいきます。

画像7

細かな髪まで切り抜く方法は、過去記事をご参照ください。

【 3 】柵状のマスクを作成

画像8

なんだかんだペンツール(P)が速くて綺麗なので、今回はペンで抜きました。
女の子のレイヤーをグループでまとめ、グループに柵状のマスクをかけました。
やりよい方法で大丈夫です。

【 4 】人物と背景のトーンを合わせます。

画像9

トーンカーブや、レベル補正で、慎重に調整していきます。めんどくさいときは、過去に制作したカラートーンアクションを、背景と人物の両方にかけて、いっきに合わせてから微調整しています。

【 5 】光と影を合わせます。

画像10

トーンカーブ、またはレベル補正を使って、背景写真の上からの光と同じ光を再現します。
トーンカーブの中央を持ち上げ、明るくしたものを光レイヤーとして、Alt+マスクをかけ、反映させたい部分にだけ
ブラシ(B)の(白)で抜きます。

影も同様の手順で抜いていきます。

少し絵心が問われるかもしれませんが、参考に同じような光源の人物写真を並べて、見比べて進めるといいかもしれません。

【 6 】逆光を再現します。

画像11

こういう場所にいて振り返ると、きっと髪の端などがキラキラとし、逆光で輪郭が光るかと思うので、そうしていきます。
女性レイヤーのサムネイルをCtrl+クリックし、女性型の選択範囲を作ります。

新規レイヤー>選択範囲内を黒く塗りつぶします。
レイヤーをダブルクリック>レイヤースタイルを開きます。

高度な合成:塗りの不透明度 0%
シャドウ内側:スクリーン、不透明度75、髪の一番濃い部分のカラー、サイズ43px
 に設定。

画像12

もう少しふわぴかさせたかったので、光彩(内側)も加えます。

描画モード:覆い焼きカラー、不透明度15%、サイズ4px、カラー#ff9a3aに設定。

【 7 】本を浮遊させます。

画像13

いい感じの本の写真を切り抜きます。とても地道な作業ですが、いっきにファンタジー感ますので、やってみたかったやつです。
色味をレベル補正で合わせます。ここでは、RGB:37 : 1.07 : 243

【 8 】本のサイズ、ピントを調整します。

画像14

絵心問われるパート2です。ああ、センスないなと落ち込みながら進めました。手前に拡大した本を配置し、奥に向かって小さくしていき、向きなど、納得のいくまでくるくるします。

手前にとびきりボケてるやつを配置すると、奥の女性にピント合わせて撮ったんだな感がでます。
フィルター>ぼかしガウス 40px をかけました。
その場にいるつもりが大事です。

【 9 】反射アクション(有料配布)を読み込みます。

画像15

アクションパネル>オプション>アクションを読み込み

再生

ここから先は

437字 / 5画像
この記事のみ ¥ 700

ここまで御覧頂き、誠にありがとうございます。 サポートして頂いた資金は、photoshopやillustratorの月額使用料、素材費用など、大切に使わせて頂きます。