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世渡り上手なコミュ術

Hola! 本日は、どうやったら厳しい年配の方から同世代、若者までと上手くコミュニケーションを取れるかの秘密の技を紹介します。

日本の礼儀

日本文化は世界でも、特に「目上への礼儀」やマナーが重視されている文化です。
その中に育ちながらも、大人になった日本人が上司等に「無礼だな」と言われる場面を皆さんも経験したり、若しくは身近で見た事があると思います。

私個人は、日本の礼儀は綺麗な品があるものだと、海外に住み始めて感じました。
もちろん、厳しい時もあります。しかし、それが今まで日本特有文化を守り抜いた一つの理由かもしれません。

「海外長いからね」と言われたくない


自分は、ダブルなので特に「海外長いからボロが出ても仕方ないよね〜」と言われるのが嫌いです。
そもそも、日本の風習をある程度熟知してから、国を出る事で渡航先でも日本の素晴らしさを共有出来ると思います。

それに加えて、幼少期から父へのメールはいつも敬語でした。
そこから、敬語にも幅広い扱いがあるんだと学びました。

相手に合わせるのは悪いこと?


私は、話している時に様々なパターンで話し方を変えます。
それを「相手に合わせている」と思われる事が多いです。しかし、自分の立場が先方と違う場合、合わせる事で先方が心を開いてくれて、その後同等になる、若しくは相手に「そんな硬くなくて良いよ」と言われるかもしれません。
この様な、相手がまだ自分を知らない時にもし自分に相手に合わせられる程のコミュニケーション能力があるのであれば合わせるべきです。

下記私の合わせ方例です:

1. 父とのメール
これが一番の経験かなと思いますが、まず父にメールを送る際基本敬語です。
父が、会話の途中で「タメ語」を使ってきたらそれに合わせて次の回答はわたしもタメ語を使います。
しかし、次のターンでまた敬語になる事があります。

その様に、(目上であり尊敬している)相手が設定してくる形式で会話を成り立たせる様にしています。

2. 会社の上層部との会食
上層部が、タメ語で話してくる場合その人は自分を下と見ています。
1のやり方は通用しない為、フル敬語でさらには
言う通りです❌ 仰る通りです⭕️
分かりました❌ 承知致しました⭕️
〜します❌   させて頂きます⭕️
と謙遜語を加えて発します。

今の時代、「どうして知らない人に謙遜語なんて」って思いますか?
しかし、その言い回し一つで、貴方のマナーを評価している人だったら?
やっておいて損はない事は、やってみる方が良いと思います。

3. 後輩若しくは年下
この場合、上記1と2と異なり、こちら側が会話のリズムを選べる様になっています。
私は仕事上の後輩の場合、タメ語はOKでもスラングや性的発言、悪い言葉は言わない様にして相手にも「親しい中にも礼儀あり」を示して、自分でコミュニケーションでの最低ラインを引いていました。
一方プライベートでの年下とは、基本友達感覚。
そこは、年齢を示さない様にラフに声をかける事で向こうがタメ語になりやすい環境を作ります。


言い回しだけでは無い


上記だけでは無く、トーンや語尾の伸ばし方も重要です。


優しいけど敬意を持って話すため、突っかかる話し方はしない

上層部
トーンは優しめだが、主張するべき時はハキハキと物事を発する トーンは優しめの、少々ついていく感じ。

年上の友人
意見を望まれたらするが、基本はついていきます。

後輩
仕事の場合、タメ語だが自分へのリスペクトが失われない様に相手へもリスペクトをする。トーンは時と場合でキツくなるが、雑談の場合は普通のトーン。

年下の友人
相手が緊張しているかもしれないので、なんでも優しめ。兎に角抱擁感を与えて、安心してもらいタメ語へ。

と言った工夫をしています。

まとめ


どの言語も、言葉を話すだけではコミュニケーション能力と一概に言えません。
相手を見てそれに対応できる能力は思いやりでもあります。

しかし、コミュニケーション能力とは話を合わせるのではなくて「話のスタイルを合わせる」事です。無理して話を合わせて自分を謙遜するわけではありません。

しかし、大事なのは自分を押し殺してまでもそれをしない事。

無理だな、今はいいかなと思う時は素でいきましょう。

Hasta luego 🌸


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