アダルトチルドレン回復日記 ~自分で勝手に難しくする~
【リトル私の困った癖】
本田圭佑さんが、よく口にしている。
「リトル本田」
自分の「リトル私」を捕まえられずにいた。
青天の霹靂。
それは急に姿を現した。
先輩と車の移動中だった。
「浮いた話ないの?」
と先輩が訊いてきた。
「あったんですけど、ダメになりました。」
「それ、ないじゃん」
「はい、ないです」
こんなやり取りが、何の波も立てずに行われた。
「でも、2024年は内面がすごく変化した年なんですよ」
この言葉を皮切りに、話はアダルトチルドレンへ移っていった。
僕は今まで考えてきたことを話した。
自己肯定感が低くて~~、だから自分に声かけをして。
親がこうで、ああで~、だからその原因を知ることができた。
先輩は、「スピリチュアル?」と興味なさげだったが、聞いてくれた。
そして、感想を放った。
「親の教育とか、トラウマとかもあってか、それを自覚する日々でした。なんで自分が自己否定感が強かったかっていう」
「なんか話聞いてると、ただ自分に自信がないってだけの話だろ?」
「まぁ。あでも、そういうことか。」
「過去を色々考えるのって、そういう年齢なんじゃない?」
「おれも、それぐらいの時考えてたわ」
「親と精神的に独立できてない感じです」
「俺とか実家ないからな。甘えたことないわ。でも、親は親で甘えさせてやれなかったことを後悔しているらしい。」
「そういうもんなんですね」
「みたいよ。この前なんかで見たけど、死んだ兄弟って親の中では一番になるんだって」
※僕の兄は他界している
「だから、親は親なりに愛してくれてただろうし。感謝してたらいいと思うよ」
「シンプルですね」
「シンプルよ」
「確かに僕、話を難しくするところあるんで」
「ああ、そうね」
「なんか、話してみてわかりました。かなり精神的に独立できてなかったです。僕」
ここにいました。リトル私。それまで、自分で自覚なく
話を難しくして、正解があたかもあるかのように思っていた。
全然割り切れる話でもなんでもなかったし、なかなか奥深い所まで話していて、やっと自覚することができた。
◆「精神的に甘えていたこと」
※僕は親のせいにするつもりはなかった。でも話を他の人が聞くと
親のせいにしているように感じているから自覚できた。
それまでの僕はわかっていたつもりだった。
◆「話を難しくすること」
※決断や判断をしない行動をする言い訳だった。
向き合わないための口実作りだった。
【アウトプットの大切さ】
無意識を意識化するためには、本当にアウトプットが必要なのだと
つくづく感じた。
人に話さなければわからないことが、本当に多い。
そのために、必要なことが1つある。
信頼して話せる人を周りに作ること。
頼れる人がいること。
それがとても大切だなと感じた。
僕は先輩という僕を対等に見てくれる先輩がいてくれて
本当によかった。
つづく