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しあわせになりたければ、水浴びよ。

なぜ冷水をあびるのか?

冷水には人生をしあわせにする3つの効果があるからだ。では、その効果についてみていこう。

脂肪を燃やす

まずは脂肪燃焼促進だ。

鍵を握るのが、肩甲骨から首のあたりにかけて存在している「褐色脂肪細胞」といわれるもの。一般的に脂肪といわれているのは「白色脂肪細胞」のことで、脂肪をエネルギーとして蓄えている。それを分解して熱にするのが褐色脂肪細胞のはたらきだ。

この褐色脂肪細胞は寒さに反応して、体温が下がらないように白色脂肪細胞を燃やし、熱をうむ。この働きをつかって、冷水シャワーや水風呂で身体を冷やすことで、脂肪燃焼を促進することができる。

ここで、1つ注意点がある。
代謝をあげて脂肪燃焼を促すためには、つめたさに耐えるのではなく、身体が反応するがままにふるえさせる必要があるのだ。そう。つめたい水にはいったり、寒いところにいたりするとブルッ!っおくる、あの「ふるえ」だ。

ストレス耐性を高める

つぎにストレス耐性を高めたい人はどうすれば良いか?
結論から述べると、今後は逆に「ふるえ」を抑えなくてはいけない。

冷水によるストレスが緊張やストレスを感じたりしたときに優位にはたらく交感神経を活性化させ、その結果として身体がふるえる。そのストレス反応を落ち着けようとすることで、日常のストレスに対する耐性・閾値もあがるというものだ。抑え込む方法は、深呼吸をしたり、歌って気をまぎらわせたり。なんでも良い。

脂肪燃焼かストレス耐性、どちらかしか効果が得られないのか?というとそんなことはない。両方の効果が得たければ、ふるえさせたあとに抑制すれば良い。

体内時計を調整する

最後の効果はあまり知られていないが、冷水は体内時計の調節にもつかえる。

体内時計(Circadian Clock)と呼ばれる約24時間周期で変動する生理現象がある。身近なところだと、時差ボケの原因もこれだ。この体内時計は固定されているわけではなく、外部の刺激をつかって調整ができる。

その調整につかえる刺激の1つが温度だ。
身体に寒冷刺激をあたえるとその刺激に身体が反応して体温が上昇する。この仕組みをつかって、体内時計のリズムを意図的に調整できる。

人間は起床の1時間半~2時間まえに体温が最低となり、そこから体温が上昇していき起床後11時間後くらいにピークを迎える。朝の時間帯に寒冷刺激をあたえることで、体温上昇が早まり、体内時計が前にシフトする。

つまり体温がピークをむかえる前、朝の時間帯に冷水シャワーをあびれば早起きができるようになるのだ。時差ボケなどで体内時計を後ろにシフト(夜ふかしして、朝遅く起きる)させたければ、体温のピークに到達したあとに寒冷刺激をあたえればよい。

心も身体も、健康に。早起きして、しあわせに。

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