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さよならの後

スクリーンにうつるラブシーン
まるでいつかの理想像

エンドロールが流れるまで握ってた手と手
戻らない "しあわせ" 、描けない "未来"
どうやら film通りにはいかないみたい

ハッピーエンドとは程遠いね、なんて
噛み砕いたって動き出せないまま


エンドロールが流れたオワリの合図
この想いにも区切りがつけばいいのに、そう零した声に
あなたの影が重なる
消えてくれない色と声
あたしだけがひとりあるきを辞められないんだ



知らない匂いがするとなりの違和感
慣れることってどうやるんだっけ?

いつか夢みたワンシーンもシナリオも
何処かへ薄れていっちゃうのね

"理想" と "しあわせ" 隣り合わせだった
いつの間にか離ればなれ



"別れた後あなたの幸せを…" 願えたらいい
さよならのあとに
褪せない "すき" 、水彩に広がる "想い"
「ふたりで幸せに包まれたかった」
そんなの滲まないで、ただ、ただ…


悲しいラブソングにしないで
グレーなエンドロールにしないで
もう届かないから声なんて出ないまま
溢れてこぼれた 好きだった証


あなたの影を追うように、探すように
あたしだけ、此処から離れられないままで