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会社クビになったし noteでも始めるか


あの日がなければ、
今も私はご機嫌に何もなく暮らしていたのだろうけど、
あの日がなければ、
静かに熱狂する今の私には出会えなかったのかなとも思う。

「書くこと」に向き合ってみたくなった、今の私の話。




▼それから1年後のお話はこちら


はじめまして


大阪で生まれ育ち、現在24歳。
momokaと言います。

とくに寄り道することもなく大学まで進学し、
キャンパスライフもそれなりに謳歌できたと思う。
卒業後は、そのまま仕事に就いて。

プライベートも仕事も、
自分の中でうまく両立できている。
このまま仕事を続けて、いつかは結婚して_____

すごい何かがあるわけではないけれど、それなりに幸せ。
そんな生活を、私は気に入っていました。 


 「明日から会社に来ないでくれ。」


社会人2年目の夏、突然呼び出されて告げられた言葉。


「とにかく、そういうことだから。」


毎日ご機嫌に働いていた私。
会社も、仲間も大好きだった。
そんな私には理解し難い、突然の不当解雇でした。

※このあたりの詳しいことは、機会があればまた書いてみようと思います。おそらくネタの宝庫。



え……私、クビ?そんなことある?
明日からどうしよう。人生終わったな。



平凡ながらも楽しくてカラフルだった毎日は、一瞬にして色を失いました。


あまりのショックに体調を崩してしまい、薄暗い部屋に引きこもる毎日。
ただ一日が過ぎるのを待ち、気絶するように眠りにつく。
私は今、何のために生きているのだろうか。
暗くて細い、出口のないトンネルを彷徨うような毎日が続きました。

アートボード 2


やりたかったこと、あったよな


この状況から抜け出したい。でも、今の私は何もない。
スキルも経験も……自信も。


自分が嫌になって、焦りだけが募る。
そんな私を見兼ねた母が、独り言のようにポロッと。

興味あることとか、好きなこととか……
意外と 考えてみたら、あるかもよ〜


私のやりたいことって、好きなことって、何だろう。

全部全部、どこに置いてきてしまったんだろう。


何度も検索しては閉じていた「SHEliks」の文字。
Google先生が、「本当はやりたいんでしょ?」って
紫色の文字でサイトページへと導いてくる。

私は私のことがもうよくわからなかった。
それでも、何かを見つけたくて。
すがるような想いで、その世界へ飛び込みました。

”わたしにはわたしを素敵にする責任がある。”


変わりたい。
変われる。
夢を叶えるんだ。

そのコミュニティには、
本気でそう信じ歩いている仲間がたくさんいました。


私は……
私は…………

"わたしにはわたしを素敵にする責任がある"


私が好きなコピーライター、尾形真理子さんが書いたルミネの広告コピーです。

自分との対話を繰り返すなかで、ふと思い出したこの言葉。

泣いていたって変わらない。
待っていたって始まらない。
「かわいそうな私」だからって、
誰かが助けてくれる訳じゃない。


私のことは、私が変えなきゃ。


荒れ果てた心の真ん中に、ポッと何かが光るような感覚。
たったひとこと、その言葉に私はそっと背中を押されました。

アートボード 3



思えば私は、昔から言葉が好きでした。
大学では言葉や表現を学ぶゼミに入り、広告コピーのコンテストに参加したり、エッセイを書いたり。


好きな広告コピーや歌詞をノートに書き綴って、ニヤニヤして。
心の奥底にある感情をどうにか言葉にして。
夢中になって、書くことと向き合いました。

「好きな『言葉』を仕事をしたい!」


いつしか、そう思うようになっていました。

その夢に向かって精一杯ぶつかったけど、
あと一歩、届かず。



人生ってそんなに甘くないよな。
「好きを仕事に」なんて、平凡な私にはできないか。
「仕方ない」「私なんて」夢に蓋をして、
そのまま書くこともやめてしまいました。

「私なんて」はおしまい


そうだ。私は、「言葉」が、「書くこと」が、
好きだったんだ。


大好きだったけどいつしか遠ざけるようになっていた言葉に救われ、思い出したのです。そして、そんな力がある言葉だからこそ、私は言葉を好きになったのだと思います。



私がそうだったように、
私も「言葉」で、「書くこと」で、
そっと誰かの背中を押せるような私になりたい。


かんたんじゃないことは分かってる、
だって一度挫折したことだから。


それでも、好きだからやってみたいのです。

その気持ちを大切に、
わたしの第二章を始めてみようと思います。

「人生終わった」と思ったあの日が「第二章の始まりだった」と、いつかそう言えるように。


「私なんて」はもう言わない。

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