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アンティーク


少なくとも2週間に一度はルーティンで決まったお店をまわります。
なぜか、
アンティークが好きだから。

もともとカフェ巡りをしているときに気づいたのが、何気なく雰囲気を醸しているのはアンティーク家具の数々だと気づきました。特に手に触れるもの、間近で見る本物は違います。それなりに高いので、値段を聞くと少しビックリします。こんなボロがと…
でも本物はいいんです。
アンティークはひとつに括れないジャンルでもあり、完全に自己満足の世界です。
お店を持っていてよかったなと思えるのは、好きでも自宅では置き場のない家具類。
特に椅子。そんなに要らないでしょって位に買いまくりました。

アンティークショップもお直しして商品として出すモノは値段が高い傾向にあります。

三宿 Globe
学芸大学 Geographica 
Kent store

などはでっかい倉庫もあるし、お直しの職人さんもいます。

必ずルーティンで廻る事にしているのは、古着と一緒で一点ものが多いから。
ご縁があるモノ、人、事は自分から進んで作る様に心掛けている今日この頃です。
以前はモノと人に集中してました。
毎日店にいるのが日常だったので、基本的に店以外の事に関しては疎いです。


好きな方向性も結構ハッキリしていて、
オーク、オールドパイン、ロートアイアンの組み合わせは鉄板で好きです。
チークなども形によってはありですが、中々手が延びません。アメリカンビンテージな印象はありますが、感覚的にやはりヨーロッパとアメリカは違うなと思います。

また、使っている木によって全く違う印象を受けるのが面白いなとも思います。

当たり前の話ですが、デザイナーや職人さんから昔聞いた話で、ヒノキやケヤキ、パインでも杉板などカクカクしているモノだとやはり洋風な雰囲気には合わないと言われ、当時は確かに?と生返事でしたが色々と見てるうちに肌で感じるようになりました。

ベタベタのペンキで塗っているものもあまり好みません。ただ、剥がれたところから骨太のパインなどが覗いてるとアリかもとか思ってしまいます。


完全に長々と自己満足の文章になってしまいましたが、イエモルトハウスは手で触れるところは出来るだけ本物を使う様にしています。工夫して、日本ぽい木を使っている日本の古い家具などもリメイクしてぽく仕上げています。

面白いことに、お客様の傾向として2、3年通って頂いた時にふと気付いて、内装や家具類に興味が湧き、ふいに質問されて自分のこだわりを話す事が多いです。今更ですか!と何度も何人の方に言ったかわかりません。
そりゃ言わないとわからないよなと反省して今、発信します。

アンティークが必ず店に必要かと言われれば、特に必要ないと思います。が、ただの自己満足以上に自信が持てる事は確かです。
値段もそうですが、本物と言うだけで十分な説得力があります。多少座りづらかったり、ガタついてたり、チグハグな所もあるのですが、それも全て味が出てると便利な言葉で事足ります。

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金島誠一郎
まだまだ本物のブリティッシュパブを目指して生きます!