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蛇含草ホテル

「蛇含草」をご存知でしょうか? 蛇が含む草と書いて「ジャガンソウ」 古典落語に登場する、食べると人がどろどろに解けちゃう摩訶不思議な植物です。 この「蛇含草」をテーマにした舞台があり、 尚且つ大好きな噺家さんのおひとりでございます桂米紫さんもご出演されると聞き、これを見逃したら絶対後悔する…!と、立春の日に扇町の劇場へと足を運びました。 マシュマロテントさんの公演を拝見するのは初めてでしたが、 この蛇含草ホテルがすっごく面白かった! あっと驚く不思議な世界観! 壺算山、

    • 社会人落語

      人生どう転ぶかわからないもので また、落語を始めました。 大学3回生の秋に落語研究会を引退し、 その後、同期寄席や後輩が主催する寄席に出演させていただく機会がぽつぽつあったものの 修士2年目に入ってからは高座に上がる機会が減り、 社会人になると「落語は客席から見るもの」に変わりました。 落語って、すごく面白いんです。 噺家さんの話を聞いてるだけなのに、 目の前に物語の世界がくるくると広がっていく感覚は何度体験しても不思議ですし、 噺家さんの語りで会場の空気がざわっと動く瞬

      • おすすめ地元グルメ〜神戸編〜BEST5

        皆様節分の夜をいかがお過ごしでしょうか? 旧暦では2/4の立春で暦が春に変わるため、2/3の節分は大晦日と同じくらい大切な時間とされているそうですよ。…と節分の日に書いてからこの記事を載せるのをうっかり失念しておりました。 タイムスリッパーことりです。 え、もう春ですか? 世間の流れについていけてなくて泣いてます 26歳無職都ぐらし 5年前に罹患した精神疾患が再発し 目下療養中です。 泣きたい。 だけど、そんな合間に落語したり寄席したりさえずったりじたばたしたり、そんな

        • 冬はお祭り

          まだ紅葉を見に行けておりませんが、 少しずつ、冬の足音が近づいておりますね。 自動販売機に「あったか〜い」表記の飲み物が増えていく光景を目にする度に、 慌ただしい日々の中、気付かぬ間に駆け足で通り過ぎ行ようとしていく、季節の移ろいを感じます。 寒い季節は、どうも苦手です。 夏生まれだからでしょうか。 (とはいえ、今年の夏はあまりにも暑すぎて、お盆以降は夏バテ特有のダルさと戦う日々でした。水ゼリー最強。) 冬場は日照時間が少ないせいで、 自律神経がぐらぐらしてきま

        蛇含草ホテル

          夜は短し歩けよ乙女

          本の持つ力は、とても不思議です。 運命の1冊と出会うと、 価値観が大きく変わるだけではなく、人生の風向きまでも変わってしまう…。 そんな摩訶不思議なことも、 起こりうるようです。 『更級日記』の作者・菅原孝標女が、『源氏物語』を読み、京の都にあこがれていたのと同じように、 播磨国の小さな田舎町で生まれ育った私の中の、「都人になりたい願望」にさらなる火をつけた書籍がありました。 森見登美彦さんの『夜は短し歩けよ乙女』です。 物語の内容を簡単に説明致しますと、 京都の

          夜は短し歩けよ乙女

          バスルームトラベル

          私の中で、何故か無性に落ち着いてしまう場所の1つが、「お風呂」です。 お家の中で1番落ち着く空間が、自室よりも、温かいお風呂場。 どんなにお仕事で疲れていても 湯船に浸かってうとうとし、 夢と現実の境目がわからなくなる感覚を味わう時間が好きですし、 大抵、のぼせそうになった頃合いで しゃきっと目が覚めます。 寒さが苦手なので、 お風呂場特有の 程よく温かい空間がとても落ち着きます。 それに、個室ですし。 お休みの前の晩には、お風呂場にお水の入ったペットボトル(脱水症対

          バスルームトラベル