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バスルームトラベル


私の中で、何故か無性に落ち着いてしまう場所の1つが、「お風呂」です。

お家の中で1番落ち着く空間が、自室よりも、温かいお風呂場。

どんなにお仕事で疲れていても
湯船に浸かってうとうとし、
夢と現実の境目がわからなくなる感覚を味わう時間が好きですし、
大抵、のぼせそうになった頃合いで
しゃきっと目が覚めます。

寒さが苦手なので、
お風呂場特有の
程よく温かい空間がとても落ち着きます。
それに、個室ですし。

お休みの前の晩には、お風呂場にお水の入ったペットボトル(脱水症対策)と、
防水対策を施したスマホを持ち込んで
気が済むまで半身浴に興じるのがささやかな楽しみです。

大抵、半身浴中は
好きなアイドルグループのMVやライブ映像を見たり、
インターネットで今気になっていることについて調べたり(ex.今年のクリスマスコフレ情報、源氏物語、愛や恋とは一体何なのか...etc)
次の日の予定をメモ帳アプリに書き出したり、 
日記を書いて感情の整理をしたり、
自分が今したいな、と感じたことをするようにしています。

湯船の中で自由に過ごしていると、あっという間に2~3時間経っているので
いつも時計を見てびっくりします。

(なので、家族が寝静まった夜中の2時代のお風呂場が1番好きです。好きなだけ湯船に浸かっていても、誰にも叱られないので。)

先日も、温かい寝床を求めて家中を彷徨い、
気づいた頃には湯船の中ですやすや眠り、
そのまま朝を迎えたこともありました。(だって、羽毛布団出すのがあまりにも面倒だったんですもの。)

寝起きの体に追い炊きをした温かいお湯が染み込む感覚は、大層心地の良いものでしたが、
その日はずーっと肩や腰が痛くて...。
もう二度とお風呂場で寝るまい。と決意を固めました。

私のお風呂好きは、家の中だけには留まらず、外の世界にも拡大しております。
一人暮らしをしていた時もそうだったのですが、
気づけば、銭湯のお湯の中でぽけーっとしているのです。

私の母方の祖父母が、昔、小さなお風呂屋さんを営んでおりましたので
銭湯の文化とは幼き頃から慣れ親しんで参りました。

祖父母の営む銭湯が、世界で1番大好きだったのですが、
後継者不足と、祖父母の体力の限界が理由で、8年ほど前に閉業してしまいました。
私の愛していた空間は、もう、この世界にはありません。

ですので、予定のないお休みの日には、祖父母の営んでいたお風呂屋さんに似ている銭湯を求めて、外の世界に足が向いてしまいます。

設備が充実していてインスタ映えするピカピカのスーパー銭湯も素敵ですが、
私が1番落ち着くのは、昔から町の中にある、程よくレトロなタイプの銭湯です。

この頃やっと、地元で、祖父母の銭湯に似ている空間を見つけて、もうそれ以来、お休みの日が待ち遠しくて仕方がありません。

素足に触れる、つるつるしたタイルの感触
ぶくぶく音を立てる重曹泉
常連の奥様方の会話

ぼーっとしながら懐かしい感覚に癒されて
お風呂上がりに漫画(私は漫画禁止のお家で育ったので、銭湯に置いている漫画がこの上なく好きです。)を読み、
アイスを食べる。

そんな過ごし方が、ささやかなのですが、私にとっては、とても幸せな時間なんです。

お家のお風呂場とお気に入りの銭湯。
どちらも、毎日精一杯生きている私にとって、欠かせない空間です。

それはそうと、
なんでこんなにもお風呂の空間が無性に落ち着くのか
ずっと不思議だったのです。

ですが、先日母と話をしていて、やっと謎が解けました。

私の産湯が、銭湯のお湯だったそうです。

生まれて最初に浸かったお湯が
温かい銭湯の大きな湯船のお湯なら
そりゃあ、大人になってから無意識にお風呂場を求めてしまうなあ。

本能的に好きなんだもの。

仕方がないなあ、と思えました。

︎✿半身浴中に見たくなるMV。かっこいい系の曲が多い欅坂ちゃんですが、個人的には、まれに発表されるかわいい系の曲が凄く大好きです。長濱ねるちゃんの声が好き!

︎✿これも、半身浴中に聴きたくなっちゃう。佐々木舞香ちゃんの美しく芯のある声が魅力。人魚みたいに儚くて消えちゃうものって、切ないのだけれど、なぜか惹かれるんです。

︎✿乃木坂メンバーひとりひとりのダンスをじっくり鑑賞できる、#乃木坂ダンスプレイリストシリーズ は必見です。一生見ていられる。(どうやったらこんなにバキバキに踊れるようになるんだろ。誰か私にダンスを教えてください。)