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魔の時間と寿司


1日のおわり。


なんだかおなかが空かなくて、お昼ごはんはバナナだけ。朝は何も食べていない。


朝ごはんはいつも抜く。理由は、朝ごはんとハッピーセットの、満腹感からくるゆらゆらとした睡魔を跳ね返すことができないから。

在宅でわりと自由に仕事をしているため、二度寝という最高の誘惑を拒む意思もなければ必要もない。しかし、昼までは寝たくないのだ。

そろそろ早朝から仕事をするルーティンをつくらねば、と思いつつ軽い仕事や家事をして、気付けばお昼。


お昼はバナナだけにすれば、夜頃にはおなかが空くだろう。そうしたら料理をして何か食べよう。

…夜の21時。まだおなかが空かない。


まあ、今日は夜ごはんもなしでいいか。痩せるなあ。最近食べすぎていたから、ちょうど良い。


このまま温かい飲み物でも飲んで、明日の朝は空っぽのおなかと共に起きよう。

そう思ってゆっくり過ごし、23時。


……寝れない。

まあ、寝れない日もあるよね。とりあえず無駄に考えないように、リラックス、リラックス。


リラックス…リラック……

ぐうぅ〜〜。

時刻は深夜24時。

あれ…?今の音、わたしから…?まあ今、私しか家にいないから、むしろ違ったらホラーだ。


……おなか…すいた……。


深夜、24時から26時。
わたしはこの2時間を魔の時間と呼んでいる。 

起きている人間が最高潮におなかが空く時間だからだ。勝手に主語を大きくしすぎている気もするが、それでも多くの人からの同意を得られる自信がある。


寝ようとしていた今日もまた、魔の時間におなかが空く。我慢するか?しないか?いや、でも前は我慢したら普通に寝れたし…今食べる意味…我慢……する…?



そして結局、わたしは家にあった寿司を食べるのだった。魔の時間に食べる寿司も、レトルトカレーも、うどんも、カップラーメンも、なぜこんなに美味しいのだろう。


魔の時間、3割増。
ちなみに寿司は、えんがわが1番好き。

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