「ヘルスレポート」ムスブヘルス 編集部 しろくま

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「ヘルスレポート」ムスブヘルス 編集部 しろくま

https://rigakusya.com 健康づくり・予防に関わる方々に向けて役立つ情報や利用できるコンテンツ、仲間づくりができるサイトを目指す「ムスブヘルス」を運営。noteでは健康・予防関連の検討会やセミナーを中心にレポート。内容は、公開当時の情報であり、個人的な見解です。

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最近の記事

「労働安全衛生法に基づく一般健康診断の検査項目等に関する検討会」中間とりまとめ案がでました

10月18日に「労働安全衛生法に基づく一般健康診断の検査項目等に関する検討会 第8回」を傍聴しました。 この検討会も、本日が「中間とりまとめ案」が提示されました。 変更点としては端的にいってしまうと、 となりました。 ちなみに一般健診の問診票とは 問診票の追加による実際の現場の対応 ただ、質問項目を追加したことにより、さまざまな対応が、労働者、事業者、健診機関、専門医等に必要となります。こちらについて、中間とりまとめ案からでは読み取りきれない、具体的なこと、現場での

    • 「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書の取りまとめが公表されました

      情報提供です。 最後の検討会になった、3月6日開催の第5回「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会を傍聴してから、7か月を経て、とうとう 「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書の取りまとめが公表されました(10月11日)。 3月6日開催の第5回「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会を傍聴レポートはこちら とてもすぐには読み切れませんし、なにしろプロフェッショナル向けなので、ゆっくり少しずつ読み、理解が進めることができればと思っていま

      • ストレスチェック制度等のメンタルヘルス対策に関する検討会 中間とりまとめ案

        10月10日開催の「第7回 ストレスチェック制度等のメンタルヘルス対策に関する検討会」を傍聴しました。 事務局から中間とりまとめ案が提出されました。内容は、これまでの検討会の議論を簡潔にまとめられたものになっいます(構成員名簿含めても14P、読みやすいです)。 前回の検討会の結論どおり(前回検討会レポート↓↓↓) 「50人未満の事業場におけるストレスチェック実施の義務化」「集団分析・職場改善の義務化は時期尚早(規模にかかわらず努力義務)」が適当であると記述しています。

        • 若い世代をターゲットに、健康づくりの広報の戦略的な進め方とは 健康日本21(第三次)

          10月9日開催の「第3回 健康日本21(第三次)推進専門委員会」を傍聴しました。 そもそも、健康日本 21(第三次)とは、下記のように記述されています。 ざっくりというと、国民が健康に暮らしていくために国が進める施策のこと。(ざっくり過ぎですが…) 今回の委員会の議事 (1)スマート・ライフ・プロジェクト等のあり方について(2回目) (2)個別領域の取組について:飲酒、喫煙・COPD 領域 (3)その他 (1)スマート・ライフ・プロジェクト等のあり方について(2回目)

        「労働安全衛生法に基づく一般健康診断の検査項目等に関する検討会」中間とりまとめ案がでました

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        • 健診・検診
          11本
        • メンタルヘルス(ストレスチェック制度)
          8本

        記事

          ASICSから全世界にむけて、「デスクブレイク」を推奨中らしいです!

          情報提供です。 「健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023」に「座位行動 座りっぱなしの時間が長くなり すぎないように注意する」と新しく記載されたように、座りすぎの健康リスクが注目されています。 そんななか、ASICSが座りすぎを防止するために、デスクワークの合間のブレイクタイムを推奨しています。なかでも、10月10日の世界メンタルヘルスデーに合わせて、キャンペーンを展開中です(すみません遅かったです。11日本日終了でした)。 企業としての社会貢献としても

          ASICSから全世界にむけて、「デスクブレイク」を推奨中らしいです!

          50人未満事業場の「ストレスチェック」は緩やかに義務化、「集団分析・職場環境改善」の義務化は時期尚早という判断に(たぶん)

          9月30日開催の「ストレスチェック制度等のメンタルヘルス対策に関する検討会」を傍聴しました。 次回に「中間とりまとめ案」を提出するとのことで、いよいよ大詰めですね。 資料1として、「第1回~第5回検討会における主な意見及び論点案」が提示されました。 ●50人未満の事業場におけるストレスチェック 今までの論点を5点にまとめて「論点1から論点5のまとめ 50人未満の事業場におけるストレスチェックの今後の方向性」として示され、ストレスチェックの50人未満の事業場への拡大が提案

          50人未満事業場の「ストレスチェック」は緩やかに義務化、「集団分析・職場環境改善」の義務化は時期尚早という判断に(たぶん)

          世界メンタルヘルスデー2024〜つながる、どこでも、だれにでも〜

          情報提供です。 リラックマが寝そべっている公共交通機関で掲示するポスター広告がカワイイですよ(勝手に掲載するのは問題がありそうなのでリンク先をご覧ください) 世界メンタルヘルスデーJAPAN2024特設サイトが公開されています ↓↓↓ 10月は乳がんの早期発見早期治療の啓発する「ピンクリボン運動月間」ですし、リボンの色でいろいろなものを象徴しているんですね。

          世界メンタルヘルスデー2024〜つながる、どこでも、だれにでも〜

          純アルコール量とアルコール分解時間を把握するツール「アルコールウォッチ」 厚生労働省作成

          情報提供です。 以前のご紹介した同じ厚生労働省の広報媒体に掲載されていた「飲酒チェックツール(SNAPPY PANDA スナッピーパンダ)」と似ていますが、別なもののようですね……。デザインなどよりシンプルになっている感じでしょうか。 以前のものについては、下記に投稿に記載しています。

          純アルコール量とアルコール分解時間を把握するツール「アルコールウォッチ」 厚生労働省作成

          労働者の健診に、歯科健診は加わるのか?

          9月20日開催の「労働安全衛生法に基づく一般健康診断の検査項目等に関する検討会 第7回」を傍聴しました。 前回までの「女性の健康」についての議論が一段落ということで、 今回から「健診項目」についての議論がはじまりました。下記の引用が、今後議論される健診項目の内容となり、本日は、新規項目としての「歯科健診」について。 ⚫︎歯科健診は一般健康診断の要件にあてはまるのか?  結論から言うと、歯科健診の追加は「ほぼない」かと(あくまで私見です…)。 はじめに、事務局から「労

          労働者の健診に、歯科健診は加わるのか?

          高齢者の保健事業の一体的実施は全市町村でほぼ実施。今年度はフェーズ2という新たな段階に突入

          9月4日開催「第17回高齢者の保健事業のあり方検討ワーキンググループ」動画配信を傍聴しました。 そもそも高齢者の保健事業の一体的実施(以下、一体的実施)とは、ありていに言えば、市町村が別々な部署で別々な予算で実施していた高齢者の事業を「いきいきと高齢者が暮らすこと」という目的は同じだから、いっしょにやりましょう、といったもの。 ただ、大事なのは「一体的に実施」するだけでなく、一体的実施の対象者及び評価指標について標準化し、その実態や効果の詳細について分析するためのデータ基

          高齢者の保健事業の一体的実施は全市町村でほぼ実施。今年度はフェーズ2という新たな段階に突入

          『未来を築く、健康経営』とは? 10年後は今からはじまっている

          8月28日開催の「健康経営会議2024『未来を築く、健康経営』‐これから10年先の健康経営を考える-」にオンライン参加しました。 ご講演のメンバーは豪華ですね。内容もとても充実していました! なんといっても面白いと思ったのは、パネルディスカッションで、 「労働衛生は今後どうなっていくのでしょう」という、山本氏からの質問に、 岡田氏が「兼業、副業など働き方が多様になり、今までのように労働時間など、企業が産業保健として個人の働き方を把握するのが難しくなる。これからは、個人が自

          『未来を築く、健康経営』とは? 10年後は今からはじまっている

          『後期高齢者支援金の加算・減算制度の見直しについて』の資料

          「第46回保険者による健診・保健指導等に関する検討会」の資料です。7月2日に持ち回り(書面審議)により開催していたのを、見落としていました。そんなわけで、完全に情報提供です。  「後期高齢者支援金の加算・減算制度の見直しについて」2024年度の追加の評価指標と、2025年度の追加・変更についての内容と、高齢者の特性を踏まえた保健事業ガイドライン(第3版)の改定についてです。 ガイドラインの改定については、「高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施」の進行に伴い、大きな変更と

          『後期高齢者支援金の加算・減算制度の見直しについて』の資料

          労安法の「女性特有の健康課題の質問」は法定外(任意)になりそうです

          8月21日開催の「第6回 労働安全衛生法に基づく一般健康診断の検査項目等に関する検討会」を傍聴しました。 議事は前回に引き続き、「女性の健康」について。今回は事務局案が提示されました。 傍聴しての個人的な印象では、うーーーん、なんだかとても後退したように感じました。労働安全衛生法に基づく一般健康診断は罰則をもつ義務なので、仕方ないのかもしれませんが……。 前回検討会において「一般健康診断問診票」を改訂し、「女性特有の健康課題に関する質問」を追加すること、そして具体的な質

          労安法の「女性特有の健康課題の質問」は法定外(任意)になりそうです

          「過労死等の防止のための対策に関する大綱」の変更が閣議決定

          完全に情報提供です。 自分もいまから、中身を読んでみます。

          「過労死等の防止のための対策に関する大綱」の変更が閣議決定

          進化し続ける健康経営、今年度の改訂ポイントから見えること

          7月23日開催「第12回 健康投資ワーキンググループ」(経済産業省)を傍聴しました。 資料https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/kenko_iryo/kenko_toshi/012.html 今年度施策及び調査等の方向性として、 1.健康経営の可視化と質の向上 2.新たなマーケットの創出 3.健康経営の社会への浸透・定着 上記が3本柱としてあげられ、今年度の健康経営顕彰制度についても、上記の3本柱に沿った改訂

          進化し続ける健康経営、今年度の改訂ポイントから見えること

          「課題を認識しつつも超高齢社会をポジティブに。新たな高齢期像を志向すべき」と提言

          8月5日開催の「高齢社会対策大綱の策定のための検討会(第8回)」(内閣府)を傍聴しました。 「高齢社会対策大綱」(以下「大綱」)とは、「高齢社会対策基本法」によって政府に作成が義務付けられているものであり、政府が推進する高齢社会対策の中長期にわたる基本的かつ総合的な指針となるもの、です。 本検討会は、今回で最終回。構成員からほぼ合意を得ている「高齢社会対策大綱の策定のための検討会 報告書(案)」について事務局から報告があり、あとは、各構成員からの感想といった内容でした。

          「課題を認識しつつも超高齢社会をポジティブに。新たな高齢期像を志向すべき」と提言