「ヘルスレポート」ムスブヘルス 編集部 しろくま

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「ヘルスレポート」ムスブヘルス 編集部 しろくま

https://rigakusya.com 健康づくり・予防に関わる方々に向けて役立つ情報や利用できるコンテンツ、仲間づくりができるサイトを目指す「ムスブヘルス」を運営。noteでは健康・予防関連の検討会やセミナーを中心にレポート。内容は、公開当時の情報であり、個人的な見解です。

最近の記事

介護被保険者証のペーパーレス化など、介護DXはもう待ったなしの状況なのかも

7月8日開催の「第113回社会保障審議会介護保険部会」を傍聴しました。 ●介護情報基盤の整備の必要性とそのメリット 議題のメインは「介護情報基盤」について。 「介護情報基盤」とは、自治体・利用者・介護事業所・医療機関等が介護情報等を電子的に閲覧できる情報基盤のこと。 令和5年に成立した「全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律」にて、下記のように、必要性とメリットが記述されています。 また、介護基盤整備のためのお金出所として

    • 職域のがん検診の法制化は可能なのか?  (ところで子宮頸がん検診にHPV検査単独法が導入されたのはご存じでしたか)

      7月4日開催の「第42回がん検診のあり方に関する検討会」を傍聴しました。 (1)対策型検診の項目の導入に係るプロセスについて (1)の内容は、がん検診の変更についてのプロセスを明文化していく、ということのようです。 ちなみに対策型検診とは、「対象集団におけるがん死亡率の減少を目的として、予防対策として行われる、公共的な医療サービスであり、限られた資源の中で、利益と不利益のバランスを考慮し、集団にとっての利益を最大化するもの」を言います(がん情報サービスサイトより一部引用)

      • 出産費用の保険適用は、当事者や医療機関にどのように影響するのか

        6月26日開催の第1回「妊娠・出産・産後における妊産婦等の支援策等に関する検討会」を傍聴しました。 関心も高く、多くのメディアで取り上げられていますね。見出しだけ、いくつか。 と大筋は確かなメディアが伝えていますので、ここでは少しプラスαのところを。 閣議決定で『2026 年度を目途に、出産費用(正常分娩)の保険適用の導入を含め、出産に関する支援等の更なる強化について検討を進める』というかなり切迫した日程という状況での検討会の開催となっていること。 産科医関係の構成員

        • ストレスチェック制度の枠組みに焦点を絞った議論がスタート 〜ストレスチェック制度等のメンタルヘルス対策に関する検討会

          6月24日開催「第4回 ストレスチェック制度等のメンタルヘルス対策に関する検討会」を傍聴しました。 ストレスチェック制度等のメンタルヘルス対策に関する検討会 第4回資料 第4回目から数回「ストレスチェック制度の枠組み」を中心に議論を進めて、その議論が取りまとまった後に、現行のストレスで制度の有用な運用について、 あるいはさらにメンタルヘルス対策全般について議論となるようです。 ストレスチェック制度の枠組み、具体的には、 ○50人未満の事業場におけるストレスチェック ○集

        介護被保険者証のペーパーレス化など、介護DXはもう待ったなしの状況なのかも

          職場で、月経困難症、更年期症状などの女性の健康問題をどう捉え、考えていくか

          6月21日開催「第4回 労働安全衛生法に基づく一般健康診断の検査項目等に関する検討会」を傍聴しました。   ●「女性の健康に関する事項」の取り扱いをどうするべきか 4回目の検討会のメインは「女性の健康に関する事項」の取り扱い。 いままでの議論の論点は「資料2 女性の健康に関する事項について」にまとめられています。 なかでもテーマは、「骨粗鬆症検査」と「月経困難症、更年期症状等の女性の健康に関連する問診」の2つにほぼ絞られたようです。これらを健診に取れ入れるかどうか、また

          職場で、月経困難症、更年期症状などの女性の健康問題をどう捉え、考えていくか

          糖尿病をもつ人、一人一人の人生に最適な医療を 第62回日本糖尿病学会学術集会に参加して

          少し前になりますが、5月17〜19日開催の日本糖尿病学会学術集会で、運動、食事、医療、疫学などをテーマにしたいくつかのシンポジウムを聴講しました。それぞれのメインの内容についてレポートをとも思っていましたが、全体で感じたことを忘れる前に少し。 今会のテーマは、「糖尿病」のない世界を目指して です。 大会長の植木浩二郎先生のことばを引用しつつ、少し筆者が一部解釈・改変しますと、 日本糖尿病学会は、医療者として、画期的な治療法の開発により「糖尿病」のない世界、治癒を目標とし

          糖尿病をもつ人、一人一人の人生に最適な医療を 第62回日本糖尿病学会学術集会に参加して

          全ての労働者に等しい産業保健を。ただ、義務化される事業者側(大規模↔️中小規模)に違いがあることも現実

          5月31日開催の第3回ストレスチェック制度等のメンタルヘルス対策に関する検討会を傍聴しました。 ストレスチェック制度等のメンタルヘルス対策に関する検討会 第3回資料 1回目、2回目のレポートはコチラ ↓↓↓ ●WHO 職場のメンタルヘルス対策ガイドラインの戦略とは はじめに1回2回の検討会での意見のまとめを事務局が紹介(資料1)。 次に、堤構成員からWHO 職場のメンタルヘルス対策ガイドラインの紹介(資料2)がありました。 ガイドラインでは、①全労働者、②ヘルスケア

          全ての労働者に等しい産業保健を。ただ、義務化される事業者側(大規模↔️中小規模)に違いがあることも現実

          労働安全衛生法に基づく健診の要件とは何か、同じ“健診”でも法律が違えば意味合いも役割も違う……

          5月10日開催の「労働安全衛生法に基づく一般健康診断の検査項目等に関する検討会」を傍聴しました。 今回の議事は下記の3点 (1)労働安全衛生法に基づく一般健康診断の現状と課題等に関する構成員からのヒアリング (2)「労働安全衛生法における一般定期健康診断の検査項目等に関する社会状況等の変化に合った科学的根拠に基づく検討のための研究」報告 (3)論点について ●中小企業の現状は厳しい、必要最小限の健診を 〜全国中小企業団体中央会・及川構成員から ○中小・小規模事業者の経

          労働安全衛生法に基づく健診の要件とは何か、同じ“健診”でも法律が違えば意味合いも役割も違う……

          ストレスチェック制度を義務だからでなく、中小企業が導入したいと思う制度に

          4月25日開催の「第2回ストレスチェック制度等のメンタルヘルス対策に関する検討会」を傍聴しました。 1回目の検討会レポートはコチラ はじめに、事務局から1回目の「検討会の主な意見」(資料1)、「ストレスチェックの効果に関する研究成果等」(資料2)、「ストレスチェック制度の効果検証に係る調査等事業」報告書(抜粋)(資料3)について説明がありました。 資料2は、実施内容ごとに、そこから得られる効果について、エビデンスをもってまとめられており、具体的な実施内容など参考になりそ

          ストレスチェック制度を義務だからでなく、中小企業が導入したいと思う制度に

          「仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドライン」が公表されていました

          「仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドライン」について https://www.meti.go.jp/.../03/20240326003/20240326003.html 経産省のサイトに3月26日付でアップされていました。 「企業経営と介護両立支援に関する検討会」について https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kaigo/kaigo_kento.html 昨年11月から上記の検

          「仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドライン」が公表されていました

          「みんなに知ってほしい飲酒のこと」(広報資料)が厚労省サイトにアップされています

          「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」の「啓発ツール」が厚生労働省HPにアップされていました。 ガイドライン作成のための検討会レポートは下記に。 早速、QRコードにスマホで「飲酒チェックツール(SNAPPY PANDA スナッピーパンダ)」にアクセス。する下記画面になります。 「はじめる」をクリックすると下記画面に。ここで飲んだ種類のお酒と量を、棚に移動させます。 すると、確認用に飲んだお酒の量が出てきます。選び終わったら、下の「確認」をクリック。 すると、飲酒

          「みんなに知ってほしい飲酒のこと」(広報資料)が厚労省サイトにアップされています

          よりよいメンタルヘルス対策とは? 職場環境改善の実施、50人未満事業場のストレスチェック制度を推進するために

          3月29日開催の「第1回ストレスチェック制度等のメンタルヘルス対策に関する検討会」を傍聴しました。 1回目ということもあり、事務局から、職場におけるメンタルヘルス対策の現状(資料2)、堤先生(北里大学)から、ストレスチェック制度の効果検証に係る文献情報をご報告いただき(資料3)、これを受けてそれぞれの構成員から意見をもらうという内容でした。 ●取組は進んでいるが、精神障害の労災件数は700件超と現状は厳しい 事務局から現状として、 ○事業場におけるメンタルヘルス対策は、

          よりよいメンタルヘルス対策とは? 職場環境改善の実施、50人未満事業場のストレスチェック制度を推進するために

          第3期データヘルス計画で、国保の保健事業はどう変わっていくのか

          3月26日開催の「2024データヘルス研究ユニット主催シンポジウム – 国民の健康課題の解決を目指す第3期データヘルス計画の特徴と今後の方向性」をオンラインで聴講しました。 3期の変更点はやはり国保の評価指標の標準化でしょうか。 データヘルス計画の標準化のメリットについては検索したら、こちらがわかりやすかったです。↓↓↓↓↓ 2022.12.13 第2回 高齢者保健事業の実施計画(データヘルス計画)策定の手引きに係るワーキンググループ「保険者が考えるデータヘルス計画の標準

          第3期データヘルス計画で、国保の保健事業はどう変わっていくのか

          「高齢者の保健事業の一体的実施」は調査→改善とPDCAが回っている。関係するガイドラインや糖尿病性腎症重症化予防プログラムも改訂

          3月15日開催の第16回高齢者の保健事業のあり方検討ワーキンググループの動画を視聴しました。 https://www.youtube.com/watch?v=Mbc_12WslI4 動画は議事録を掲載するまでの間、公開しているそうです。 資料 https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000199258_00036.html ●令和6年度にほぼ全部の市町村が事業を実施予定 はじめに、資料1を元に、事務局から高齢者の保健事業と介護予防の一体的

          「高齢者の保健事業の一体的実施」は調査→改善とPDCAが回っている。関係するガイドラインや糖尿病性腎症重症化予防プログラムも改訂

          「実効性を高めるために。今回はスマート・ライフ・プロジェクトと、身体活動・運動、睡眠・休養 〜健康日本21(第三次)推進専門委員会」

          3月11日開催の第2回 健康日本21(第三次)推進専門委員会を傍聴しました。 資料 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38441.html 今回の議題は下記になります (1)スマート・ライフ・プロジェクト等のあり方について (2)個別領域の取組について:身体活動・運動、休養・睡眠 そもそも健康日本21(第三次)推進専門委員会とは 簡潔に言ってしまうと、健康日本21(第三次)のコンセプトのひとつ、Implementationのために、

          「実効性を高めるために。今回はスマート・ライフ・プロジェクトと、身体活動・運動、睡眠・休養 〜健康日本21(第三次)推進専門委員会」

          日本人の食事摂取基準(2025年版)の「生活習慣病及び生活機能の維持・向上」への追加は骨粗鬆症のみに

          3月6日開催の第5回「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会を傍聴しました。 資料 https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00100.html この検討会は、令和7(2025)年度以降の新たな基準となる「日本人の食事摂取基準(以下、食事摂取基準)」の改訂について設置されたもので本会でラスト。 議事は「報告書案(案)」についてで、副座長の朝倉先生からの改訂のポイントを掲載順に説明、その後構成員からの意見、最終的には

          日本人の食事摂取基準(2025年版)の「生活習慣病及び生活機能の維持・向上」への追加は骨粗鬆症のみに