進化し続ける健康経営、今年度の改訂ポイントから見えること
7月23日開催「第12回 健康投資ワーキンググループ」(経済産業省)を傍聴しました。
資料https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/kenko_iryo/kenko_toshi/012.html
今年度施策及び調査等の方向性として、
1.健康経営の可視化と質の向上
2.新たなマーケットの創出
3.健康経営の社会への浸透・定着
上記が3本柱としてあげられ、今年度の健康経営顕彰制度についても、上記の3本柱に沿った改訂が【大規模】【中小規模】にて行われるようです(下記参照)。
それぞれの「なぜ、今年度改訂したのか」についての詳細は、資料2に項目ごとに記載されていますので、こちらを読んでいただくのが一番かと。
今年度の全体がわかる(素案)は参考資料にあり、変更点は赤字になっていますので、具体的なものはこちらを。
まずは、情報提供まで。
検討会を聴いていて、少し個人的に気になったところを少しだけ
○サービス事業者について
経済産業省の事業ということもあってか、健康経営を実施する企業に、サービスを提供する事業者を紹介する場、を作るということのようです。
委員からは、サービス事業者の質の担保、評価をわかるようにすることが必要、そもそもこれらのサービス事業者が優良法人なのか確認をといった意見が出ていました。
事務局からは、この事業はBtoBtoCなので、サービス事業者だけでなく、選択する企業側の研修なども考えていければとのことでした。
健康経営コンサルティング自己宣言リスト(ACTION! 健康経営HP内)
○中小企業への浸透のために
中小企業向けに、「ブライト500」と「通常認定」の間に新たに「ネクストブライト1000」を設け、より健康経営の質を高め「次の段階を目指してほしい」との意図を込めた道筋を明示したものとのこと。
また、特例として、小規模事業者や従業員数5人以下の法人に限定した新たに認定要件を提示されました。やはり、どうしても、大規模と中小規模とでは、取組の実際や取組企業数にも格差があります。こうした格差が縮む方向になるよう、改定案も中小企業への浸透にかなり重点を置いていると感じました。
検討会では、中小企業数の多さを考えると、500、1000よりもっと多くてもいいのでは、数でなく割合でも、と言った意見も出ていました。
健康経営も鍵は、中小企業がどれだけ取り組めるか、でしょうか。
あ、それと、ロゴの英語表記が変わるようですね。↓↓↓↓ご参考ください。
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