自分で作った夏の香り
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数週間前、実家に帰って梅シロップを漬けた。
作り始めて4年くらいかそこらへん。
毎年レシピは違う。
きちんとネットで見つけた分量通りに計ってみた年もあったし、とにかく感覚!こんなもんだろ!、と作ってみた年もある。
それなりに美味しい梅シロップはできるけれど、なんとなく想像できる味で、美味しいけれど、こんなもんかっ、とちょっと残念になる。
今年は初めてりんご酢を入れてみた。
青梅、きび砂糖、そしてりんご酢。
いつもと違うことをするのは、心配だけれど、ちょっとわくわく。
青梅ときび砂糖を交互に入れて、全部で6層くらい。
最後にりんご酢を自分のなんとなくな感覚を頼りにとぽとぽ入れる。
実家で作ってしまったので、毎日のゆする作業を母に任せて私は一人暮らしのアパートへ。
アパートへ持って帰ってこようかとも思ったけれど、涼しく保管できるところが無いため断念。
そしてこの前、実家に帰った時に久しぶりのご対面。
きび砂糖が溶けて、梅はもう少ししわしわになれそうな、さらに美味しくなりそうな雰囲気。
でも、待てができない私は、少しだけ、、、と思い蓋を開けようと、手をかける。
なかなか開かない。
待てができないため、この時間もちょっともどかしい。
そのもどかしさが手に伝わったのか、一気に開いて、蓋についていたシロップが飛び散った。
ベタベタになっちゃう〜と思ったのと同時に、梅の香りが鼻に届く。
夏だ。
今年もこのシロップをちびちび飲む夏が来た。
香りが季節を運んでくれる。
それはいきなり、思ってもみない時に届く時もある。
一度感じると鼻に残って、そこからは自分で新しい香りを探しに行く。
次の日に、自分で夏の香りを作った。
赤紫色の紫蘇シロップ。
香りは梅より弱いけれど、それでも夏の香り。
自分で作った季節の香り。
今日は梅雨の香りがする。
明日の季節はどんな香りかな。
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