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買ってよかったもの2020―物欲と双十一を考える―

『今、何か欲しいものある?』昨年の今頃、社長からふいに聞かれました。「仕事のスキルとか、家庭とか、健康とか、旅行に行きたいとか、買えないものに欲しいものはいっぱいあるんですけど…買えるもので欲しいものはないですね…」と可愛げのない回答をした私に、社長は『そうなんだよねー、最近みんな物欲ってなくなってるような気がするんだよねー』と笑って同意してくれました。かく言う社長も、スーツは同じもの4着の着回し、休日はいつも同じTシャツとパンツで過ごすミニマリスト。

11月は、中国においては年に一度のビッグセール「双十一」の季節。もともとはアリババグループが「独身の日(11.11で1が並ぶから)」として始めたオンラインセールが、今や各種ECのみならず一部実店舗も巻き込んだ一大消費活動の日となっています。月始めくらいから、時間があれば皆スマホでECサイトを開き、11.11の購入に備えて欲しい商品を買い物カートに入れていく。決済開始から1分で売り切れる商品も多数あるとのことで、0:00はネット回線が大混雑するらしい。今年はそのネット回線と、配送の混雑を避けるため、11.1-3、11.11の2回に分けてセールが行われました(もはや11.11は関係なくなっている…)。アリババグループの一日の取引総額は日本円にして約7兆9,300億円に上ったそうで、昨年を26%上回ったらしいです。

「双十一」は狙っている商品が安くなっている場合はもちろんラッキーですが、それ以外に「1店舗で300元以上購入すると40元還元!」などのようなキャッシュバックがあらゆるオンライン店舗間で行われるようになっていて、国民の消費行動を刺激しています。狙っている商品が無い場合も、生活必需品をこの期間に調達するような使い方をする消費者が多いようです(かくいう私も初めての双十一でコーヒーやマスクなどのまとめ買いをして、やっと最近すべての物品を受取ったところ)。割引分の費用をどこが負担しているのかはわからないけれど、中国は経済活動を活性化するのがうまいな…!と改めて感じたのでした。

「双十一」を終えて、わたしの今年の買い物も終わりかな、と思うので、個人的な買ってよかったもの3選と双十一の思わぬ掘り出し物をご紹介。

■GUのスポーツレギンスとメッシュクールネックT

あまり体のラインを拾わないレギンスでいやらしさがでないし、すごく軽い。汗をかいてもすぐに乾くので、マンション内でジムに行くときに愛用しています。セールになっていたのを購入したと思う。

■minne linenさんのアクセサリー

もともと、アクセサリーすごく好きなのですが、一時帰国期間中ほとんどのものは中国に置きっぱなしだったので、日本のECサイトminneで購入。存在感があっておしゃれ、値段よりずっと高く見えるし、付けてみると軽い!他の作品もかわいくて、すっかりファンなので、日本に戻ったらまた買うつもり。

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■タオバオで購入したカジュアルジャケット

秋口に着る服が無くて、タオバオ(アリババグループのECサイト)で購入したジャケット。タオバオには写真検索機能があるので、欲しいものの写真をアップロードすると類似のものを検索してくれます。このジャケットの中国語表記はわからないけど、わたしは日本ではル・クール・ブランなどのブランドがすきなので、そちらのものをアップロードしたら出てきたのがこれ。確かに類似の型なのに、もちろんブランドものじゃないから激安!164元(約2,600円)で手に入りました。1シーズンで十分着倒せる。

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■思わぬ掘り出し物「スマホ立て」

例の双十一で300元にあと少し足りない…というときサジェスチョンとして出てきたこのスマホ立て。5.1元(約80円)だったけど、使える!こちらにスマホを立てて、ハリーポッターを見あさったり、ダイエット動画見て運動したり、お風呂で藤森慎吾さんのドライブトーク聞いたりしてる。ちょっとQOLがあがった!

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「中国のモノ」って聞くとちょっと品質が心配だったり、パクリ製品のイメージがあったり、という方もいらっしゃるんじゃないかと思いますが、あまりモノにこだわりのないわたしにとっては、正直そのクオリティで十分!というものもいっぱいあるので、うまいこと使って日々の生活を楽しんでいこうと思っています。では、また!

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