呪われてるよな。

ヘビィな話を書く。

物心ついた頃には、保育園で虐待を受けていた。ストレスで頻繁に体調を崩した。なんで3歳だか4歳だかのガキがストレスで寝込まなきゃならないんだ。
やがて今度は家庭で虐待を受けた。小さいうちは手も出された。

物心ついた時には、いた。自分という最初の別人格が。性別はとりあえず女じゃなかった。男でもなかった。
解離性同一性障害。
そんな単語を知るずっとずっと前から、いた。長いので以下DID。
小中高と何かしらのいじめを受けていた。教師が絡んでいたこともある。逃げ場は、なかった。
昔からいる異性の人格は、基本人格(生まれたときからいる人格)もしくは身体そのものを守る人格になりやすいとか。自分は後者、とにかく身を守る、そのためなら攻勢にも出る、有刺鉄線みたいな人格だった。どす黒くて懐かしいな。
中学。基本人格が自傷行為をするようになる。
高校。基本人格、それに加えて自殺を図る。
DIDを自覚しないまま、記憶が飛んだり食い違ったり、そういう日々を過ごしていた。自分はよく、基本人格の自傷行為の証拠隠滅をしていた。「バレてはいけない」と。我ながら結構上手くやっていた。
どうやらその頃、3人目の人格が派生していたっぽい。

基本人格は20歳で死ぬと言っていた。そして、とある事件の後に、本当に死んだ。消えたという方が近いだろうか。
残ったのは自分と3人目(以下「15歳」)、さらに事件によって何人かが派生。
記憶はかなり共有していた。自分と15歳は年季が入った人格で、キャラが違いすぎて面白かった。
それから何年もたった。15歳は消滅、他の人格も大半は自然消滅、1人だけ自分に自然統合。その後派生した2人の片方も消えて、いまは主に自分、何かのタイミングでもう1人、2人で生活している。やっぱり性格は違う。

無害な別人格云々はさておき、自分を襲うのはフラッシュバックだ。時々強烈な悪夢を見る。トラウマに関する夢だ。

いじめと虐待の中育って、解離性障害で双極性障害でPTSDで不眠症で性同一性障害でetc…

呪われてるよな、って思う。これは呪いだ。宿痾だ。自分ひとりの戦場だ。
明日も生きるために刃を研ぎ、銃を磨く。古傷は癒えぬまま。
呪いと傷を背負って生きるんだ。


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