潜在意識は、氷山の一角

日本語でもよく「氷山の一角」という。

「氷山の一角」で辞書をひくと、
「物事のごくごく一部だけが外に現れているさまのたとえ。
重要な大部分は隠れたままであること」
氷山は海面下に隠れた部分のほうがはるかに大きく、海面上に現れているのは全体の七分の一から八分の一であるところから、こう言われるそうだ。

心理学では、フロイトが氷山を人の心のイメージになぞらえて、
表に出ているごく一部が顕在意識、海に沈んでいる大部分が潜在意識と表現している。
潜在意識は、自覚されていない割に、とても大きく人の行動や思考に影響を与えていると言われている。

数日前に聞いたコーチング練習のセッション。
ああ、これが「氷山の一角」なのかと気づいたことがあった。

練習といえ、もちろん守秘義務があるので、触れないが、クライアントさんが雄弁に話された内容が、これまで多分何度も自分の中で思考されたと思われるもの。いわゆるいつも表に出てきている顕在意識らしいのだ。

コーチングセッション中に、色々言語化して、気持ちの部分を吐き出せて、収穫がないとは言えないのだが、聞いていたところ、なんとなくクライアントさんが今まで気づいていたものとなんら進展することがなかったような印象を受けた。

コーチングは、クライアントさんが、「あー、そうだったのか」という気づきを大切にしている。

心の奥底にある潜在意識を引き出すことによって、自分が思わぬ価値観や信念に縛られていたことなどに気づき、価値観をアップデートして、生きることが楽になったりこともある。

「こんなにも他人の評価を気にしていたのか」
「完璧を目指して苦しくなっていたのか」
「自分の幸せを意識したことがなかった」
「自分を追い込んでいたのは、自分だった」
「女性はこうするべきだと思っていた」
「怖かったけど、本当は起業したかったんだ」などなど

自分のコーチングが氷山の一角に留まることがなく、クライアントさんの深いところまで探求できるように、これからもコーチングのスキルを磨いていきたいと思っている。

「氷山の一角」って、中国語で表現するとこんなかな？　
  “冰山一角”
ネイティブの方、ぜひ添削お待ちしています。

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注記：
このブログはコーチとして日々使えるような質問フレーズやコーチングで気がついたことなどを私の経験や学びから記載しているものです。
どのように使うかはみなさん次第。
でも効果は保証しませんので、悪しからず。