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【マイソングス】フュージョン編・夏のクールダウン曲5選

みなさ〜ん、日本全国お盆休みですね。
アツ〜い夏、姐さんセレクトのクールダウンにぴったりな曲をお届けしたいと思いますん。

まずは今ではあまり話題になることもあまりなくなってきた、かなり商業的音楽のジャンルで「フュージョン」編。
しかしある一定以上の年齢の方々とお話する時は意外と盛り上がるのもこのジャンル。
フュージョンを制すればオジサマを制する。だけど制してどーするっ! って感じで益々暑さが増すばかり。
若者向けに新しく「スムースジャズ」なんて言ってオサレに気を引こうとしたようですが、姐さんは納得してません。
ね! そこのオジサマもでしょ!?

では早速王道フュージョンでク〜ルダウン💋




1. ブリージン/ ジョージ・ベンソン



<1976年 ワーナー>
涼し気な風で長く柔らかい髪が煽られるようなフルートの調べ。その旋律が耳をくすぐり、背中を撫でてくれるようにゾゾゾ〜っとひんや〜りしてきた〜、と気持ちよくなっていると、まるでシェーカーを降っているようなイイ感じの16ビートを刻み出す。これ聞いていると、ちとカクテルでもどう? ってなりますよねー。
軽くジンフィズあたりで喉を潤しながら聴きたい一曲。
ソウル、R&B界の巨匠ボビー・ウーマックが作ったこの曲、アルバムが1976年にワーナーから出るとアメリカ・ビルボードチャートでイキまくり。ジャズ、ポップス、R&Bのそれぞれのチャートで一位を記録。史上最も売れたあはん♥なジャズアルバムの一つなのですん。


2. カリフォルニア・シャワー / 渡辺貞夫



〈1978年 ビクター〉
いや、昔姐さんが働いてた会社のアルバムだからって訳じゃないんですがね、やっぱりコレは日本ジャズ史上としてはバイブル級な訳なんですわ。
だってこの冒頭からのギターはフュージョン界の神リー・リトナーにキーボードのデイヴ・グルーシン。アーニー・ワッツまでいてワオ。姐さん馴染みのメンバーとサウンドです。
今や、アメリカ行って「知ってる日本人の名前は?」と聞いたらオオタニか「SHOGUN」のサナダか、ぐらいでしょうけどジャズ界ではナベサダっすよ。阿部サダじゃないから気をつけておくんなさい。
「姐さん、古っ...」とつい最近レコード聴き出したような若いお兄さんには言われるかもしれませんがね、オールディーズ・グッディーズ。
ついでに若い頃の草刈正雄とのCMも懐かしくてあはん♥なマサオ、じゃないサダオ。





3. スマイル・アンド・スマイルズ・トゥ・ゴー / ラリー・カールトン



〈1986年 MCA〉
かつては高田みづえさんが、そして原由子さんが歌ってました、「私はピアノ」で♪ラリー・カールトンと。わかんなかったですよ、当時は。
しかしそれまでただのロン毛のギター少年がワーナーからMCAに移って来た時の衝撃!?
ギターはギブソンのES-335ってのがラリーのお気入り。アルバムにもこの番号のタイトルがあってね。「Mr.335」と呼ばれてますんで。こだわりのある男、姐さんはスキ♥ついでにギタリストも。ギターを抱いてそのフィンガーテクニックで...となってしまいますが、このアルバムでMCAに移籍して以来、ヒジョーにオトナになられて姐さんもあはん♥でございますん。
こちらもビルボードジャズチャート一位。
まさに角が取れて、シンセの優しい音色にも溶けそうでいやん♥


4. スパイロ・ジャイラ / モーニング・ダンス




〈1979年 MCA〉
J-WAVE開局が1988年。当時ちょうど今の娘ちゃんぐらいだった姐さんが聞いた新しいラジオから流れる曲はとっても斬新で、「グーーーーッド・モーーーーニンっ」と、毎日朝が来るのが楽しみでした。この明るい音楽が、聴いたことのない音色が、今までの人生に活力を与えてくれていた、と言っても言い過ぎではござんせん。
このコロコロ転がる様な、南の島にいるような心地良い音色はナニ!?
マリンバ、そしてスティールドラムのカリブの音楽。しかもランディのトランペットにマイケルのテナー。ランディ・ブレッカーズ💪


5. エウミール・デオダート / ツァラトゥストラはかく語りき



〈1972年 CTI〉
暑い時には暑い国の音楽が心地良いんです。このデオダートはブラジル出身。元々エレクトーン弾いてた姐さん、このキーボーディストの曲は高校生の頃に「カーリーとキャロル」って曲を彈かされて、随分泣かされたんですわ。なんてことはない曲ですが、テクニック的には超絶!?なんです。常に鍵盤叩きまくってるような。
その人のね、クラッシック曲アレンジ?
映画「2001年宇宙の旅」のアノ曲ね。ドイツ近代ロマン派の巨匠リヒャルト・シュトラウスの曲でっしゃろ。
😱...なんやねん。コレ...。て、天才すぎる。しかもこのグルーヴ!! 犯罪映画でも始まるみたいにミステリアスやんか!? スタンリー・キューブリックも真っ青ですやん。
しかも低音フェチの姐さん、若きスタンリー・クラークにイカされましたん。
予想外のスタンリー三昧ですやん。しかもどっぷり10分はこの世界にハマれますやん。
ついでに書いとけば、パーカッションはもちブラジルの宝、アリート。に加えてのドラムがビリー・コブハムで爆発しますやん!
ツァラトゥストラはかく語りき、ですやん!!
で、あ〜た何モン? これ、 ゾロアスター教の開祖が悟りを開き新しい思想を語り歩いたのを、哲学者ニーチェが編纂し世に広めたんだと。
それに感化されたシュトラウスが作った曲を、ブラジルにてデオダートが編曲しました!と。
ツァラトゥストラ、メルチ♥
姐さん、十分イカせてもらいましたん。





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ささ、さっと短めにクールダウンできる曲5選。
果たして涼しくなれるのでしょうか?
暑いのは日本ばかりではありません。
オリンピックが終わったおフランスも、珍しく暑いですん。


それでは、また。

あはん♥

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